堀義人のダボス会議2023速報（2）分裂する世界におけるリーダーの役割とは

堀義人のダボス会議2023速報（2）分裂する世界におけるリーダーの役割とは

投稿日：2023/01/18更新日：2023/01/24

ダボス会議二日目は、朝7時半から9時までのプライベートセッション「リスキリング革命リーダーの会合」に参加。真っ暗な雪道を歩きながら「朝7時半にみんな来るのだろうか？」と疑問に思ったが杞憂に終わった。マンパワーグループの会長が議長となり、ワルシュ米国労働長官等参加。コーセラのCEOとパチリ。

リスキリングについては、タイミング良くForbesが記事化していた。
2020年にOECDがリスキリングの必要性を提唱し、呼応する形で発足。3つの能力アップを目指す。「3Dデジタル」、「ソーシャル・スキル」、クリティカル・シンキング・リーダーシップスキル等「個人の能力開発」。

メガネを忘れたので、ホテルに戻り「お部屋でダボス」。視聴しているのは、「さらに強靭なる世界に向けたテクノロジー」のセッションだ。
登壇者は、IBM、アクセンチュア、QUALCOMMとインドBharti Airtelのトップだ。リスキリング、ChatGPT、メタバース、地政学などをテーマに議論している。面白い！

2023年のダボス会議が開幕！クラウス・シュワブ氏によるオープニングリマークを視聴中。

今回のテーマは、「分断する世界の協働」だ。パンデミック、ウクライナ戦争、インフレーション、スーパーパワーの分断、政治・社会の分断など数多く問題があるが、強い意志があれば問題を解決できる筈だ。

シュワブ氏の挨拶の後は、スイス大統領、そしてウクライナ大統領夫人のオレナ・ゼレンスカさんの中継。そして今、ウルズラ・フォン・デア・ライエン欧州委員会委員長がスピーチしている。

今までのダボス会議では見られないほど、徹底的なロシア批判がなされている。ウクライナが欧州の中心議論だ。

オープンセッションは、オンラインで配信しているので、お勧めです。仕事をしながら、お部屋で「才能を惹きつける」セッション視聴完了。リンダ・グラットン＆リクルートの出来場さんらが参加。面白かった！

ダボス会議の醍醐味はリーダーとの意見交換や新しい出会いですので、今から会議場に向かいます。

ダボスの会議場では、色んな人に会えて嬉しいです。まずは、グロービスの社員の長川美里さんです。グローバル・シェーパーの立場で、今回は50名のうち日本人で唯一「ダボス50」に選ばれて、ダボス会議に参加。グロービスの社員がダボス会議に正規メンバーとして参加しているなんて、とても誇りに思います。

会議場に次にお会いしたのがリクルートの出来場さんです。先のセッションのフィードバックをして、米国事情について意見交換していたら河野大臣が登場！ダボスで初めて会いました。河野大臣とは、彼が政治家になる前からのお付き合いで、今では家族ぐるみのお友達です。

ダボス会議に河野大臣が登壇中！テーマは、「Data Collaboration〜Lessons from the field」です。河野さんからは、セキュリティと個人情報を尊重しながら国際的なデータの自由な流通を考えるべきだ。世界的に適切なルール設定をG7で議論する予定だ、と発言。他の登壇者は、インドの経産大臣など。