ダボス会議3日目は、朝9時のJapan Sessionから。時差ぼけで朝4時過ぎに起きて、溜まりに溜まったメールなどを処理して、スーツに着替えてコングレスセンターに歩いて向かった。
竹中平蔵さんと大和証券田代桂子副社長が登壇中。 「日本はとても安定している。政治も社会も経済も。岸田首相への支持率は5割以上。コロナの死亡者&死亡率も低い。経済成長も安定的で、失業率は2.5%程度」 世界的に見ても安定感が際立っている。
午前中に2つのバイラテラルミーティングを実施。ダボス会議の魅力は、バイラテラルと呼ばれるプライベートのミーティングだ。なかなか会えない人とダボスの場で会うのが、とても効率的で便利だから事前に連絡を取り合い、面談するのだ。 その後にランチに参加するために市内をウォーキングをする。
昼食時は、SalesForceのマーク・ベニオフ氏に招待されてプライベートランチだ。 登壇者が凄い。ジョン・ケリー元国務長官の冒頭の挨拶に続き、マークのモデレートで、IMF長官、ヨーヨー・マ氏、アーティストのウィル・アイ・アム氏とコロンビア大統領だ。 テーマは、「僕らの地球、僕らの人々、僕らの仕事」。
ランチの帰路、ダボス市内にあるキルヒナー美術館を訪問。ドイツ表現主義の作家であるエルンスト・キルヒナーは、バイエルンで生まれた後に第一世界大戦に参戦中に体調を崩し、1917年からダボスに住居を移し療養しつつ創作活動をしていた。絵(写真許可済み)は、カラフルで静謐な感じが漂っていた。
ホテルに戻る際に、ダボス会議のために作られたいくつかの臨時施設を見学した。物凄い規模の建物をこの会議のためだけに作っている。 個人的には、G1に加えてLuckyFesを主催するので将来のイベント運営を考えるのに役に立った。とは言っても、財力が違うからどこまでできるかわからないが。。
夕食前に2つのバイラテラル・ミーティングを実施。1人はシリコンバレー在住の起業家、もう1人は南アフリカのメディア王だ(写真)。 起業家とは、WEB3や暗号資産、NFTについて意見交換。メディア王とは、南アの政情や教育政策について意見交換した。 シャトルバスターミナルで妻と合流して夕食会へ。
大手コンサル会社主催の夕食会に参加後、恒例の竹中平蔵さんを囲むダボス最終夜の振返りセッションを実施(写真はご退席後に撮影)。 各自がダボス会議で感じたこと、面白かったこと、よかったリーダーなどの体験談を語り合う。たった2時間だけど実りが大きい。
明朝東京への帰路につく予定だ。
2022年5月25日
ダボスにて
堀義人
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