堀義人のダボス会議2022速報（1）　2年４ヵ月ぶりのダボス会議参加へ

堀義人のダボス会議2022速報（1）　2年４ヵ月ぶりのダボス会議参加へ

投稿日：2022/05/24更新日：2022/05/31

5月22日からダボス会議が始まった。今年は冬のダボスが延期してこの時期になった。22日にはグロービス経営大学院名古屋校・大阪校の卒業式に出席後、フランクフルト経由の深夜便で向かう。最後の海外が2020年1月のダボス会議。2年4ヵ月ぶりの海外＆ダボスだ。逐次時間が許す限り報告していきたい。

堀義人のダボス会議2022速報（1）　2年４ヵ月ぶりのダボス会議参加へ_1

羽田空港の出国は自動化が進んでいて、とてもスムーズだった。フランクフルト行きは、ロシア上空を飛べないので、ロシアの南を飛ぶ15時間のフライトだ。機内のフライトマップでルートを確認。何だかとても新鮮だ。

15時間のフライトを経て、フランクフルト空港へ。これからチューリッヒ空港へ向かう。ラウンジで食べた、プリッチェルとチーズ&プロセッコ美味しかった。旅は、道中を楽しまないとね。合間にガンガン仕事しているけど。（＾＾）

チューリッヒに到着。雪が無い時期にスイスに来るのは、1990年夏以来32年ぶり、28歳の時にハーバードMBAの夏休みに欧州を6週間バックパック旅行したとき以来かも。その後1999年前後にVCファンドのロードショーで来たはずだけど、あまり記憶に無い。
でも、何だか新鮮な感じがする。

ダボスに到着。ダボス会議に到着するのに24時間かかった。会場では誰もマスクをしていない。まずはレジストレーションに向かって、パチリ。

参加者バッジを入手したら隣のPCRテスト会場に向かった。これから72時間以内にスイスを出発するので、このPCRテストは日本入国時に有効なのだ。

ダボスに雪がなく、たんぽぽが咲き、川が流れている。春もいいね！

ホテルにチェックインして、すぐにオンラインでセッションを拝見。テーマは、”ColdWar2.0”。僕が親しくさせてもらっているイアン・ブレマー氏、キショール・マブバニ氏が登壇していたので、是非とも行きたかったが、狭い会場なので、事前予約で満員。
代わりに「ホテルでダボス」を楽しみました！

モデレータはドイツ人ジャーナリスト、他パネリストは米国とウクライナの国会議員。
論調は、ロシアを過大評価し、ウクライナを過小評価していた。ロシアは完全に間違え、中国にとり想定外な事態となった。冷戦2.0は米露ではなく米中だが、先の冷戦とは違う。経済がもっと重要。西側は強化された。

ホテルでダボスその②「デジタルカレンシーの新時代」のセッションを拝見。結局、今夜はディナーとその後のイベントが入っているので、それまでオンラインで視聴することにした。
サウナに入りながら、スマホでAirPodProを使って視るのはとても便利。地政学、テクノロジー、経済を重点的に視聴した。

ホテルでダボスその③は、ダボスの名物セッションである「国際経済の展望」だ。
CNBCアンカーのモデレートで、IMF長官、CITIのCEO、フランス中銀総裁、カーライル会長が登壇。
論点は、インフレ、サプライチェーン、株式市場、コロナ・ウクライナの影響、膨張する負債、経済的格差など多岐にわたる。

ダボス初日の夜は、米国大手新聞社のディナーに招待を受けた。そこには、ジョセフ・スティグリッツ氏を筆頭に、トム・フリードマン氏、ユニリーバ社長、ヴェライゾン社長、スラックの創業者、政治家のポール・ライアン氏など著名な方々が集っていた。
僕は、友人のイアン・ブレマー氏とパチリ！

ダボス会議初日夜の2軒目は、僕が所属する世界的組織であるYPO（Young Presidents' Organization）の会合に遅れて参加。YPO会長と妻とパチリ。僕は14回目のダボス会議だが、妻が同行するのはこれが3回目。
日中はセッションが中心だ。セッションはオンラインでも効果は一緒だが、朝昼晩のリアルの場での交流・会話は貴重である。

今年のダボス会議は、人数が3分の1かつ雪もないので、動きやすい。雨が降っているのに、ダボスでUberが捕まるなんて普通では考えられない。
移動中にRussian 「WarCrimes」 Houseの前を通過。ロシアハウスがあった建物をウクライナ政府等が改装。会議でもゼレンスキー大統領の中継もあって存在感が高い。