なぜ組織の意思決定は遅れるのか?現場が自律的に動くアジャイルチームの作り方

投稿日:2026/05/04タイマーのアイコン 読了時間 1時間7分

なぜ、現代のビジネスにおいて「意思決定の遅さ」が致命的なリスクとなるのか。
本セッションでは、KDDI株式会社の先端技術統括本部にてR&Dを牽引し、自ら組織変革を実践してきた藤井氏を招聘。変化の激しい市場環境下で、指示待ち組織を脱却し、現場が自律的に動き出す「アジャイル経営」の真髄に迫ります。
「計画を守ること」が優先され、スピードが失われていく従来型マネジメントの壁をどう乗り越えるべきか。日本企業特有の強みを活かしながら、意思決定の速度を劇的に高めるための具体的なステップと、組織運営の最適解を紐解きます。

Scrum Inc Japan×GLOBIS共催セミナー
「意思決定のスピードを上げ、最速で価値を生む組織へ~KDDI藤井氏と探る「アジャイル×経営」の新しい定石~」
(2025年2月17日開催/オンライン 開催)

生成AIの台頭により専門業務の自動化が加速し、アイデアを即座にシステムとして実装することが可能な時代になりました。あらゆる業界でテクノロジーを武器にした新規参入が常態化し、市場の変化スピードは劇的に速まっています。
ビジネスモデルの賞味期限がかつてないほど短縮している今、緻密な計画策定や数ヶ月に及ぶ社内調整に時間を費やすことは、市場から取り残されるリスクそのものです。
今求められているのは、予測の精度を上げることではありません。市場へ素早く仮説を問い、その反応に合わせて即座に戦略を修正し続ける「適応力」と「実行スピード」です。(肩書等は開催当時のもの)

※タイムスタンプは生成AIにより作成しているため、一部に誤りがある可能性があります。あらかじめご了承ください。

00:00 登壇者の自己紹介と本セッションの背景

先端技術部門でのR&D責任者としての歩みと本対談の目的についての導入

01:38 現代の経営環境とテクノロジーによる変化

生成AIの台頭や世界秩序の変化がビジネスに与えるインパクトの分析

02:52 アジャイル経営の定義と実行スピードの本質

計画遵守よりも変化への適応を優先し意思決定を加速させるプロセスの解説

07:18 スクラムの原点と日本企業の開発手法

1986年の論文に遡る日本型製造業の強みとアジャイルの歴史的背景

11:17 自律型組織の構造と分割統治の考え方

トップダウン型から自律分散型への移行とプロダクト単位の責任体制

14:50 野中郁次郎氏のメッセージと変革の覚悟

経営における感性と実行力の重要性および変革を味方につけるマインドセット

21:01 プロダクトマネージャーの要件と育成の課題

チームを牽引するリーダーの質が事業の成功確率に与える影響についての考察

23:29 日本型組織におけるチーム維持の難しさと対策

メンバーシップ型雇用の中でアジャイルな体制を継続させるための経営的視点

30:02 外部エコシステムの活用とソラコムの成功事例

スタートアップの機動力を活かしたオープンイノベーションと事業買収のあり方

35:34 日本の強みを活かすミドルアップダウン経営

現場の合意形成と経営の意思決定を同期させる日本特有のリーダーシップ

40:44 好奇心に基づいた個人の成長とキャリア構築

複数の興味を繋ぎ合わせ自らの軸を形成する「点と点をつなぐ」行動指針

44:47 エンジニアの力を最大化する経営への信念

現場の楽しさと経営の成果を両立させるリーダーとしての志

49:05 質疑:全体最適とアジャイルの速度を両立する方法

事業特性に応じたマネジメント手法の選択と効率性のバランスに関する回答

57:25 質疑:なぜ日本企業はアジャイルの強みを失ったのか

高度成長期の成功体験とイノベーション停滞の要因についての歴史的分析

1:03:02 質疑:失敗を変化への転換点と捉える文化の醸成

過度な管理を排し継続的な改善を促進するための心理的安全性と組織風土

  • 藤井彰人

    KDDI株式会社 執行役員 先端技術統括本部長 兼 先端技術企画本部長 兼 先端プラットフォーム開発本部長

    大学卒業後、富士通、Sun Microsystems、Google を経て、2013年にKDDIへ。
    法人部門にてクラウド事業やアジャイル企画開発を推進し、執行役員 サービス企画開発本部長、KDDI Digital Divergence Holdings 代表取締役社長を経て、2025年より現職。
    2009年から、情報処理推進機構(IPA) の未踏IT人材発掘・育成プロジェクトのPMも務め、若手人材の発掘育成をサポートしている。

モデレーター

  • 井上 陽介

    株式会社グロービス マネジング・ディレクター / グロービス経営大学院 教員

    学習院大学法学部卒業(法学士)
    その他プログラム:フランスINSEAD:IEP(International Executive Programme)修了、スイスIMD:HPL(High Performance Leadership)修了

    大学卒業後、消費財メーカーを経てグロービス入社。大阪オフィスで顧客開拓に従事した後、名古屋オフィス新規開設リーダーとして事業立ち上げを推進。その後法人部門責任者を経て、デジタル・テクノロジーで人材育成にイノベーションを興すことを目的としたグロービス・デジタル・プラットフォーム部門を立ち上げ責任者として組織をリードする。
    創造(ベンチャー、新規事業)領域の研究・開発グループの責任者も担い、自身もグロービス経営大学院や企業研修において「クリエイティビティ」「イノベーション」等のプログラムの講師も担当。
    その他、公益財団法人日本サッカー協会の審判委員会に外部委員としても参画。

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