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農業を新たなビジネスモデルで変えていく

投稿日:2016/12/12更新日:2019/04/09

G1中部2016
第4部分科会C「中部の新しい農業から考える ~次世代が切り拓くビジネスモデル~」

地域の特性を活かし特徴ある作物を生産してきた中部の農業。代々の土地を引き継ぎながら、持続可能性の追求と販路の変革、6次産業化、国外輸出等を通じ新たなビジネスとしての転換に挑む若い世代の姿がある。祖父の代からのワインづくりを受け継ぎ、自社畑で栽培した日本固有の甲州種ブドウでの醸造が称賛を受けている三澤氏、家業を継ぎながらテクノロジーを用いたトマト水耕栽培で農業のものづくり産業化を目指す浅井氏、最先端の技術を扱うエンジニアとしての知識を活かしながら農業経営、生産者と購買者を繋ぐための支援に取り組む加藤氏を迎え、これからの日本農業の勝負どころを探る。(肩書きは2016年10月15日登壇当時のもの)

<動画冒頭をテキストでご紹介>
大久保氏: さっそく本題に入って参りますが、実はこの中部地区というのは農家の所得が高いのでも有名ですし、農業宝庫と言われています。かなりの生産量を誇り首都圏の食材を供給している地域です。そういう中で農業の現場で何が起きているかについて、最先端の取り組みをしておられるお三方から色々なお話を聞いてみたいと思います。昨今、農業改革が政府で騒がれています。大規模集約、AI、テクノロジーの活用、色々なことが言われていますが、本当の農業の現場の中で成功するためのポイントはどこにあるのか、そんなことを短時間ではありますが、この場で皆さま方の意見と会場の皆様とをぶつけていきたいと思います。
最初に農業にかける思いや、ご自分達の取り組みというのを簡単にご紹介いただきたいと思います。

浅井氏: 三重県の津市でトマトを中心に栽培しています、浅井農園の浅井と申します。創業から110年目、私は農家の5代目になるのですが、元々の家業はサツキ・ツツジという植木の生産で、親父の代までやっていました。私が創業101年目に東京から三重に帰った時、会社は非常に厳しい状況で、このまま植木を作っていてはやっていけないということで、第二創業的にトマトの生産をスタートしました。
立ち上げた時は私一人でスタートしたのですが、今はそのトマトで150名くらいの雇用を生むことができて、日々成長していく、そういうベンチャー企業のような農業法人をやっています。
色々課題もあるのですが、そんな中でも今、ロボットやAI、色々な企業さんの技術や、商社さんとも一緒に組みながら、一人の力ではなく皆さんの力を借りながら成長しています。今日はよろしくお願いします。

大久保氏: 実は地元の企業さんと手を組んですごい植物工場を作っておられるのです。環境制御システムは割とどの植物工場も入れているのですが、人的管理のシステムを日本で初めて、唯一入れて、人の管理をどうやっていくのか、マネージメントを徹底的に追及しているという意味では、日本で最先端のモデルを作っているのが浅井さんの特徴です。(この続きは動画でご覧ください)

  • 浅井 雄一郎

    株式会社浅井農園 代表取締役 CEO

    1907年創業、三重県津市にある農業法人の5代目。
    「常に現場を科学する研究開発型の農業カンパニー」を目指し、アグロノミスト集団を育成。
    2013年に辻製油・三井物産とのJV「うれし野アグリ」、2018年にデンソーとのJV「アグリッド」を設立し、次世代型農業モデルを構築。2019年にはNZゼスプリ社と提携し国産キウイフルーツの産地化に挑戦。2019年より国際農業奨学金制度のナフィールドの日本法人を設立。
    2022年より北海道伊達市において地熱を活用したカーボンニュートラル農業のモデル農園を開発中。

  • 加藤 百合子

    株式会社エムスクエア・ラボ 代表取締役

  • 三澤 彩奈

    中央葡萄酒株式会社 栽培醸造部長

モデレーター

  • 大久保 和孝

    新日本有限責任監査法人 経営専務理事

    年金特別会計公共調達委員会 委員長(厚生労働省)、戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)『革新的設計生産技術』(内閣府)、行政改革推進会議 歳出改革ワーキンググループ構成員(内閣府)、公的研究費の適正な管理に関する有識者会議委員(文部科学省)、地域力創造アドバイザー(総務省)、長野県コンプライアンス推進参与、浜松市コンプライアンス推進担当官、鎌倉市コンプライアンス推進参与、信州総合発信拠点検討会議/活性化アドバイザー、横浜市コンプライアンス外部評価委員、宮崎県日南市特命(政策担当)大使、岩手県釜石市復興まちづくりアドバイザー、沖縄県公共政策研究所理事、東北未来創造イニシアティブ協働委員会地域メンター 、気仙沼市リア ス観光創造プラットフォームアドバイザー、プラチナ構想ネットワーク 農業WG主査 、東北復興・農業トレーニングセンタープロジェクト・プラットフォーム運営委員会、地域創生トレーニングセンタープロジェクト運営委員会委員(キリン絆プロジェクト)、慶應義塾大学 福澤諭吉記念文明塾 アドバイザー 、河北医療財団評議員、交渉学協会理事、アフリカ起業支援モニタリングボードメンバー、長野県農業大学校客員教授、早稲田大学、京都大学等の非常勤講師等の委員等に就任。

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