P/LもB/Sも今は置いとこかキャッシュフローが一番やからな
再生の入口は先ずキャッシュがいくらあるか調べること。「いったいいくら足りないのか」を正確につかむことができれば、打ち手もくっきり見えてきます。損益計算書やバランスシートで利益が出ていても、キャッシュがなければ意味はなし。あ〜こんな時こそ、打ち出のこづちが欲しいよなあ。
情報は社内同時に共有し不安な気持ちを一掃するべし
再生プランが動き出すと、「あの工場は閉鎖か?あの事業は撤退か?」とさまざま憶測が飛び交います。全社員の方向性を一つにまとめる必要があるときに、猜疑心に溢れた組織では機能しません。情報を一部の経営者が持つのではなく、決定事項は速やかに全社員に共有するのも大きな推進ポイントなんですな。
再生で売上目標あきまへんそもそもそれが出来んのやから
再生の近道は売上をどかんと上げることですが、そもそも業績悪化の主な原因は売上不調に伴うものが大半。再生プランに売上目標を掲げても実現は無理。余計に社内に不穏な空気が流れてしまうかも。先ずはコストダウンと資産売却から始めるのが王道ですわな。
製品と地域と機能で見直せばコンフリフトが溢れだすやん!
製品に着目し品揃えを見直す。地域別の売上に着目し営業所を見直す。機能別組織に着目し組織の統廃合を見直す。どれを取ってもお互いのコンフリクトは避けられません。このような状況の中でトップがリーダーシップを取って裁定する企業ならしっかり復活することでしょう。優柔不断はあきまへんがな。
工場の稼働率上げ仕入れ下げそれでもダメなら息も止めよか?
コストの圧縮は重要です。生産の拠点である工場では少しでも無駄がないよう拠点を集約して稼働率を上げたり、これまでの仕入れ先をゼロベースで見直し調達の工夫を行います。「他にカットできるとこはないか?」やて。いやいや僕は要りまっせ。定年までずっと。
再生はフェーズフェーズで結果出しやる気の先導これが肝やん!
再生が必要になった段階では、愛社精神は薄れ、転職を考えるスタッフも増えてきます。そんな社員のモチベーションを上げるためには、短い期間で小さな成功を生み出し、「やればできるやん!変われるやん!」と実感してもらうことが重要。再生アクションの中で、トップは大いなるムードメーカーにもならなあきまへんで。ファイト!オー!