文書を作るスキルを鍛えても気持込もらな誰も動かん(泣)
ビジネス現場ではメールを含め、たくさんのビジネス文書を書く機会がありますが、目的は相手の行動を促すことで、立派な文書を書き上げることではありません。文書を書く基本を抑えることは重要ですが、それ以上に熱い気持ちを込めたメッセージをしっかり載せないと、やっぱり相手には伝わりまへんなあ(泣)
SVで構成してたら分かるけどし・り・て・が・使こたら闇の中やで
し・り・て・が・とは「……し」「……であり」「……して」「……だが」などの接続詞のことです。いくつもの短文を無配慮につないでしまうと、読み手にとって意味不明な文章になってしまいます。一番分かりやすい文章は一つのS(主題)と一つのV(内容)の組み合わせであり、「何が……である」「誰が……している」「何が……どうすべき」というものです。話が長めのみなさんも、文書は短文主義で参りましょう!
うちの部署これを読んだら分かるけどみんなが分からなあきまへんがな
ビジネス文書の肝は、誰が読んでも分かることにつきます。専門用語や業界用語なども含め、ある特定の人にしか通じない文書は、まるで見たことのない外国語の様。メッセージをきちんと伝えて、誰が読んでも同じレベルで理解できる文書作りを心がけたいものでんな。「例のやつ、あっちやっといて」ってわからんし(泣)
この話登場人物多数ならクレヨン片手に視覚で伝えや
文書に登場する人物が、顧客、小売店、自社、仕入れ先、競合など多岐にわたる場合は文章だけで内容を伝えるのに限界があります。そこで使いたいのが図を使ったイメージ化です。テレビ番組のガイドブックに新しく始まるドラマの人間関係がよく図式化されていますが、あれを見ればキャストの役割が一目瞭然ですよね。さっそく「月九」からウォッチしてみますか?
見出しだけえらい強烈インパクト中身読んだら空見出しやん!
帰宅途中の駅売店に並ぶスポーツ新聞の見出しはどれもインパクトがありますが、ビジネス文書でも見出しの付け方は重要です。しかし本文が見出しと連動した内容でなければ、それはすなわち「空見出し」となり、読み手の信用を失うのでご用心。
最後には酒飲みながら説得もそれが一番伝わりまんねん
文書で思いをしっかり伝えても、相手にもそれなりの事情があります。そんな時には酒席が一番。酒を飲みながら文書では書き切れなかった思いをぶつけてみれば、すんなり共感してくれるかも……とはいえ飲み過ぎにはくれぐれもご注意を。「もう一軒行こか?」ってまだ飲むんでっか?
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