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集団凝集性とは?チームの絆を深めて組織の成果を最大化する方法

投稿日:2025/07/25更新日:2025/08/26タイマーのアイコン 読了時間 6分

集団凝集性とは、メンバーが所属グループに魅力や一体感を感じる度合いを示す概念です。グロービス経営大学院の教員が執筆した「MBA経営辞書」をもとに解説します。

集団凝集性とは

集団凝集性(Group Cohesiveness)とは、チームや組織のメンバーがそのグループに対して感じる魅力や結束力の強さを表す概念です。簡単に言うと、「このチームの一員でいたい」「みんなと一緒に働き続けたい」という気持ちの強さを測る指標といえるでしょう。

凝集性の高いチームでは、メンバー同士の信頼関係が深く、共通の目標に向かって一丸となって取り組む姿勢が見られます。一方、凝集性が低いチームでは、メンバーがバラバラに行動し、チーム全体としての力を発揮しにくくなってしまいます。

現代のビジネス環境において、個人の力だけでは解決できない複雑な課題が増えている中、この集団凝集性を理解し、適切にマネジメントすることは、組織の成果を大きく左右する重要な要素となっています。

なぜ集団凝集性が重要なのか - チーム力向上の鍵を握る理由

集団凝集性が注目される理由は、チームの生産性と満足度の両方に大きな影響を与えるからです。現代の複雑なビジネス課題を解決するには、多様なスキルや知識を持つメンバーが協力し合うことが不可欠となっています。

①組織の成果向上につながる直接的な効果

凝集性の高いチームでは、メンバー同士の連携がスムーズになり、情報共有や意思決定のスピードが向上します。また、共通の目標に対するコミット度が高まることで、個人の努力がチーム全体の成果に効率的に結び付きます。これは、単純に個人の能力を足し合わせた以上の「シナジー効果」を生み出すことにつながります。

②メンバーのモチベーション向上と離職率低下

凝集性の高いチームで働くメンバーは、仲間からの承認や支援を感じやすく、仕事に対する満足度が高くなる傾向があります。その結果、離職率の低下や、積極的な提案・改善活動の増加といった好循環が生まれます。これは人材の確保と育成が重要課題となっている現代企業にとって、非常に大きなメリットといえるでしょう。

集団凝集性の詳しい解説 - 結束力を生み出すメカニズム

集団凝集性は、単純にメンバー同士が仲良しであることとは異なります。真の凝集性は、共通の目標達成への強いコミットと、相互の信頼関係、そしてチームへの帰属意識という3つの要素が組み合わさることで生まれます。

①凝集性を決定する重要な要素

集団凝集性の高さを左右する要素はいくつかありますが、特に重要なのは以下の点です。

まず、メンバー個人の魅力が挙げられます。スキルの高さや人間性の豊かさなど、一緒に働きたいと思える仲間がいることで、チーム全体への愛着が高まります。次に、メンバー間の相互作用の質も大切です。建設的なコミュニケーションや相互支援が活発に行われているかどうかが、凝集性に大きく影響します。

また、共通の目標の明確さと魅力度も重要な要素です。全員が納得できる目標があり、それが達成する価値のあるものだと感じられる時、メンバーは自然とチームに対する結束を強めていきます。

②適切なチーム規模と多様性のバランス

興味深いことに、チームの規模も凝集性に大きく影響します。一般的に、5~7人程度の中規模チームが最も高い凝集性を維持しやすいとされています。メンバーが少なすぎると多様性に欠け、多すぎると一人ひとりとの関係性が薄くなってしまうためです。

また、メンバーの多様性についても適度なバランスが重要です。あまりに均質なメンバーでは新しいアイデアが生まれにくく、逆に多様すぎると共通理解を築くのが困難になります。異なる専門性や経験を持ちながらも、基本的な価値観や行動様式に共通点があるチーム構成が理想的とされています。

③集団凝集性が生み出す規範の力

凝集性の高いチームでは、メンバー全員が従うべき暗黙のルールや規範が自然と形成されます。これらの規範は、外部から押し付けられたものではなく、メンバー自身が納得して受け入れているため、非常に強い拘束力を持ちます。

この規範の力により、品質基準の維持、締切の厳守、互いへの配慮といった望ましい行動が、管理者からの指示がなくても自発的に行われるようになります。これは、組織運営の効率化と質の向上の両方に大きく貢献します。

集団凝集性を実務で活かす方法 - 成果を出すチームづくりの実践法

集団凝集性の理論を理解したら、次は実際のチームマネジメントでどう活用するかが重要です。効果的な凝集性の向上には、計画的で継続的な取り組みが必要となります。

①チーム形成初期の凝集性づくり

新しいチームを立ち上げる際は、まず共通の目標設定から始めることが重要です。ただ目標を伝えるのではなく、メンバー全員で目標について議論し、それぞれの役割や貢献方法を明確にする時間を設けましょう。この過程で、メンバー同士の理解も深まり、自然と結束力が生まれます。

また、チームビルディング活動も効果的です。業務以外の場面での交流を通じて、メンバーの人間性や価値観を知ることで、相互の信頼関係を築くことができます。ただし、形式的なイベントではなく、メンバーが自然体で参加できる環境づくりを心がけることが大切です。

定期的な振り返りの機会も設けましょう。チームとしての成果だけでなく、協力の仕方やコミュニケーションの質についても話し合うことで、より良いチーム運営の方向性を全員で共有できます。

②グループシンクのリスク管理と対策

集団凝集性の高いチームほど注意すべきなのがグループシンクという現象です。これは、チームの和を重視するあまり、批判的な意見や異なる視点が封じ込められてしまう状態のことです。結束力の高さが逆に盲点となり、重要な問題を見落としたり、不適切な意思決定を行ってしまうリスクがあります。

この問題を防ぐためには、意図的に多様な意見を求める仕組みを作ることが重要です。例えば、重要な決定を行う際は、必ず「反対意見や懸念点はないか」を確認する時間を設ける、外部の専門家の意見を聞く機会を作る、などの対策が有効です。

また、リーダー自身が完璧ではないことを認め、メンバーからの建設的な批判を歓迎する姿勢を示すことも大切です。これにより、心理的安全性の高い環境を作り、率直な意見交換ができるチーム文化を育むことができます。

参考ページ

MBA経営辞書「集団凝集性」

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