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人工知能の耐えられない狭さ~茂木健一郎氏

投稿日:2015/05/02更新日:2019/04/09

脳科学者・茂木健一郎氏
G1ベンチャー2015
第2部 全体会 「人工知能とイノベーション~AIが生み出す未来~」Part1

ディープランニングによって自己学習できるようになった人工知能は、技術的なブレークスル―を超え、急速な進展を遂げている。今春にはIBMの人工知能ワトソンくんの銀行「内定」が大きく報じられた。ホーキング博士やイーロン・マスクは人類への脅威になり得ると警鐘を鳴らす。人工知能は“破壊的”イノベーションとなるのか。その進化と普及は、我々を取り巻く生活やビジネスをどのように変えるのか。人工知能がもたらす未来を語る(視聴時間11分42秒)。

茂木 健一郎氏
脳科学者

【ポイント】
・最新のトレンドとして、秘密にしたままでもの凄い技術革新を起こっていることが多い

・人工知能からすると、人間の「頭の良い人悪い」の差なんてほとんど意味がない。人工知能は人間のスケールを超えている

・人工知能には、Oracle(何か質問をしたら答えを返してくれる)、Genie(何か課題をなげる)、Sovereign(全権委任)の3つのタイプがある

・人間の脳は「ヤバいこと」をやらないようにするメカニズムが入っている。最近の研究によると意識の本質は「ヤバいことをやらない拒否権"veto"」という考え方がある。なので人工知能が何かやばい事をやらないようにするには意識の拒否権の発動のメカニズムを人工意識として組み込み、コントロールするのがいいのかもしれない

・ロボットや人工知能は、常識や新しいことに出合った時の判断が出来ない。人工知能はある領域では優秀だが、脳全体の働きからみると、ザヴァン(精神障害や知能障害を持ちながら、ごく特定の分野に突出した能力を発揮する人や症状)をスーパーにしたような状態である

(肩書は2015年4月29日登壇当時のもの)

  • 茂木 健一郎

    ソニーコンピュータサイエンス研究所 脳科学者

    脳科学者、作家、ブロードキャスター。ソニーコンピュータサイエンス研究所シニアリサーチャー。東京大学大学院特任教授。屋久島おおぞら高校校長。1962年10月20日東京生まれ。東京大学理学部、法学部卒業後、東京大学大学院理学系研究科物理学専攻課程修了。理学博士。理化学研究所、ケンブリッジ大学を経て現職。専門は脳科学、認知科学。「クオリア」(感覚の持つ質感)をキーワードとして脳と心の関係を研究する。2005年、『脳と仮想』で、第四回小林秀雄賞を受賞。2009年、『今、ここからすべての場所へ』で第12回桑原武夫学芸賞を受賞。IKIGAIをテーマにした英語の著書が、31カ国、29言語で出版される。

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