フィジカルAIが変える日本産業の未来|AIロボット特許切れの2035年までに日本がやるべきこととは【尾形哲也×中川友紀子×羽賀雄介×川上英良】

投稿日:2026/10/22更新日:2026/10/22タイマーのアイコン 読了時間 1時間0分40秒

AIが「体」を得て現実世界を動かす「フィジカルAI」の時代に、日本はどう戦うのか。早稲田大学教授の尾形哲也氏、株式会社アールティ代表取締役の中川友紀子氏、株式会社ロボトラック代表取締役CEOの羽賀雄介氏が、製造・物流の現場で何が変わるのか、米中との差をどう埋めるのかを、現場データやKPI、資金、規制の課題まで含めて、研究者と産業界それぞれの視点から語り合う。

G1サミット2026 第4部分科会〈A〉AI分野
「フィジカルAI〜AI×ロボットで世界を牽引する日本モデルを打ち立てる〜」
尾形哲也×中川友紀子×羽賀雄介×川上英良 (2026年3月20日/北海道ルスツリゾート)

AIは加速度的に進化し、デジタルの領域を凌駕して「フィジカルAI」の時代を迎えている。デジタルとリアルが高度に融合する未来において、製造・物流をはじめ各産業はボトルネックを解消し、生産性を飛躍的に高めることができるのか。研究のトップランナーと産業界が、AI×ロボットで世界をリードする新たな産業モデルを議論する。

※タイムスタンプは生成AIで作成しているため、一部誤りがある可能性があります。あらかじめご了承ください。

00:00 オープニング:フィジカルAIとは何か

議論のテーマと進め方を紹介する

01:56 フィジカルAIの新しさ:大規模モデルがロボット知能を変えた

エンドtoエンドの学習による技術革新を研究者が解説する

04:45 製造現場から見たフィジカルAI:3つのレイヤー

物理層・中間層・上位層がそろって初めてフィジカルAIになると語る

08:48 自動運転トラックの現在地と日本の強み

人手不足と現場データが日本の強みになる理由を語る

12:17 産業はどう変わるか:物流・長距離輸送の2024年問題

ドライバー不足と長距離幹線の自動化の狙いを語る

15:19 製造業のロボット導入:産業用ロボットとの違いとKPIの壁

95%の精度と完璧主義、米中との経営の考え方の違いを語る

19:53 フィジカルAIの得意・苦手と技術革新の背景

適応的な動きやリカバリー、強化学習の進展を解説する

24:12 日本の研究の強みと課題

第3極をめざす方向性と学術・実装の両面の取り組みを語る

28:30 ロボット産業における日本の強みと課題

国産モーターやデータ、KPI変更の必要性を語る

31:57 スタートアップの視点:資金・実証・規制

シミュレーションの計算資源や自動運転トラックの政府目標に触れる

37:42 質疑応答:AIと防衛・サプライチェーン・技術の現在地

会場からの質問に登壇者が答える

46:53 質疑応答:計算基盤の共用・KPI・ヒューマノイド

公共のインフラ、行政のKPI設計、人型にこだわる理由を議論する

53:14 質疑応答:農業への応用とロボットとの共存

遠隔操作のデータ蓄積やロボットと人の幸せを問う

56:33 クロージング:今後の展望

人間とロボットの役割分担、人材、データを集める仕組みを語る

  • 尾形 哲也

    早稲田大学 教授/産業技術総合研究所 特定フェロー/国立情報学研究所 客員教授

    1993年早稲田大学理工学部卒業。日本学術振興会特別研究員、早稲田大学理工学部助手、理化学研究所脳科学総合研究センター研究員、京都大学大学院情報学研究科講師、同准教授を経て、2012年より早稲田大学基幹理工学部表現工学科教授。博士(工学)。2017年より産業総合技術研究所人工知能研究センター特定フェロー。2020年より早稲田大学次世代ロボット研究機構AIロボット研究所所長。2024年より国立情報学研究所大規模言語モデル研究開発センター客員教授。2025年よりAIロボット協会理事長。2025年よりJST CREST「実環境知能システム」研究総括。2023年文部科学大臣表彰科学技術賞(研究部門)などを受賞。

  • 中川 友紀子

    株式会社アールティ 代表取締役

    株式会社アールティ代表取締役、OpenRobotics理事、ROSConJP理事他

  • 羽賀 雄介

    株式会社ロボトラック 代表取締役CEO

    慶應義塾大学を卒業後、三菱商事に入社。
    自動車事業にて、いすゞ自動車の東南アジア向け営業・マーケティング業務に従事。帰国後宇宙航空事業にて、中央省庁向け新規事業開発・大手企業とのJV設立・スタートアップ投資に従事。
    2020年にSkyDriveにCOOとして入社し、空飛ぶクルマ・ドローンに関するビジネス全般を所掌。事業戦略策定・渉外活動・商品企画・パートナーシップ開発・国内外営業活動等に従事し、大阪関西万博との契約も受注。在職時に、社員数は約30名から約300名超、累計資金調達額は約300億円と、同社の成長に貢献。
    2025年より共同創業者として代表取締役CEOに就任。

モデレーター

  • 川上 英良

    理化学研究所 数理創造研究センター 数理展開部門 医科学データ駆動数理チーム チームディレクター 生命医科学研究センター 予測医学特別プロジェクト 医療データ数理推論特別チーム チームディレクター(医学博士)

    2007年に東京大学医学部医学科を卒業後、初期研修を経ず大学院進学。2011年に同学大学院医学系研究科(河岡義裕研究室)にて博士(医学)を取得。2013年より理化学研究所北野宏明ラボにてシステム生物学の研究に従事し、2019年には千葉大学大学院医学研究院・人工知能(AI)医学の教授に理研とのクロスアポイントメントで就任し、2022年からは兼任で同学国際高等研究基幹の教授を務める。2019年から、理化学研究所でもチームリーダーとして研究室を主宰し、現在は数理創造研究センター(iTHEMS)数理展開部門 医科学データ駆動数理チーム、生命医科学研究センター(IMS)予測医学特別プロジェクト 医療データ数理推論特別チームにてチームディレクターを務める。臨床・基礎医学の課題に対し、機械学習とデータサイエンス技術を駆使した研究を展開するデータ駆動型医学研究の第一人者。科学技術・学術政策研究所『ナイスステップな研究者2019』選定。

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