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嫌いな人と仕事ができない理由

投稿日:2009/02/04更新日:2019/04/09

あなたは嫌いな人の言うことは聞けますか?きっと「はい」と答える人は数少ないでしょうね。私も「いいえ」です。場合によっては「はい」と言うかもしれませんが、「はい」と言葉にしているだけで心の中では「いいえ」です。その場しのぎの「はい」に大きな効果を期待するのはとても難しいです。

嫌いな人が何を言おうが、すべてが嫌いになってしまいます。ですから、嫌われている上司の組織では、その生産性はとても低く、効率の悪いチームであることが多いでしょう。

では、なぜ嫌いなのか?人が人を嫌いになる理由はいくつかあります。顔が嫌いなどの表面的な問題。性格が嫌いという内面的な問題。この二つのいずれかがほとんどです。

見た目の問題は仕方ありません。でも、嫌いには理由があって、トラウマのようなものかもしれません。本当にその人の表面的なものが嫌いであっても、内面がとてもよければ好きになれるかもしれません。しかし、内面がとても嫌いであるのに、表面的なものがいくら良くても決して好きになることはできません。つまり、表面的であっても実は内面的な問題から来る経験則であり、「こういう人はきっとこうである」という思い込みに他ならないわけです。それでも生理的に合わない場合もあるでしょうが、ほとんどの場合、結果的に内面が嫌いなのです。

嫌われるほとんどの理由としては、コミュニケーションが成立していないことが挙げられます。仕事において情報伝達はとても重要ですし、事実もとても重要です。責任もリスクも抱え、とんでもない失態によって感情をむき出しにして怒鳴る上司の多いのが現実です。いろいろと理由があったにせよ、すべて言い訳として捉えられるので、人の言うことを聞いてくれないという不満が溜まります。そういう状態が重なり、心の距離が離れていきます。ふと周りを見渡せば、皆から嫌われ、自らの指示を誰も受け付けない・・・そんな風土が作られていることの多いのが実情です。

職場感情とコミュニケーション

仕事に感情を挟むな、という言葉があります。感情を殺せ、ということです。ですが、嫌いなものは嫌いです。

逆に感情によって救われることもあります。悲しい、嬉しい、楽しいなど、仕事の成果を共有することで、やる気が生まれたり、結束が固まったりします。

感情というとどうしても「キレる」みたいなイメージがありますが、感情とは自然に湧き出るものです。ですからその感情の制御が可能になれば、蓋をせずとも有効活用ができるのです。

コミュニケーションには二つの役割があります。一つは情報の伝達です。もう一つは感情の共有です。「ありがとう」「助かった」「おつかれさま」。すべては感情です。こういうことを言えなかったり、言われて無視する上司が嫌われます。

無視せずとも、例えば、目も合わせないのは、「その存在を受け入れていない=感情を受け止めていない」ということです。「ありがとう」と言われたら「ありがとう」と言いましょうというのは小さい頃から習っています。子どもにもそう教えているはずです。でも、自分はできないのです。何だかおかしな話ですね。

いい仕事を受注して「やった!」という気持ちの部下がやってきても、「当然だ」と返したら、相手はどう思うでしょうか。喜びの気持ちを共有できない上司には二度と報告には来ないでしょう。

実はこうした「感情の共有」こそが、コミュニケーションであり、そのことを日常からしつづけることが関係を作ります。

EQ(イーキュー)という考え方もあります。感情と向き合うためのスキルこそが、生産性を向上させ、職場環境を快適にし、良い人材を育て、企業を成長させていくことになります。

▼「INSIGHTNOW!」とは

ビジネスコンサルティングサービスを提供するクイックウィンズが、2006年4月にスタートしたWEB2.0時代のオンラインビジネス情報誌。独立系/現役コンサルタントや経営者などのビジネスのプロフェッショナルが、「ビジョナリー(先見の人)」として、各専門分野における知見をダイレクトに情報発信している。ユーザー参加型オンラインビジネスメディアというコンセプトは、INSIGHTNOW!に訪れるビジネスパーソンと共に、さまざまな知識を持った人がお互いの知見を交換することで、より大きな価値を生み出せるという「オープンナレッジ」という考え方に基づいている。

  • 中島 康滋

    社会共育/社会企業化プロデューサー

    1992年、19歳で起業。インターネット創世記に音楽配信技術情報サイトを開設し話題となる。1997年、「デジタル流通革命によって、音楽家の活動を地球全体へ」という社会的ミッションを持ち会社を創業。国内外インディーズレーベル数百を集め、日本初の著作権保護された音楽配信事業を開始。その後、M&Aにより日本最大級の音楽配信会社と合併。2001年、音楽・映像制作会社の役員に就任し、喜多郎のレコーディングに参加。その後、20カ国104日間で地球一周を果たす。旅を通じ「文化と教育」について関心を持ち、活動を社会教育分野へとシフトする。帰国後、自己成長支援コンテンツサービス会社を設立し、10万人以上から支持を受ける。2003年、感受性と情熱を育て社会で活躍する人材を生み出す「NPO法人コモンビート」を設立し代表理事に就任。ミュージカルを手法とした共育プログラムを提供し、これまで1000人以上を輩出、3万人以上の動員を行う。現在、多数のベンチャー起業とNPO事業活動の経験を活かし、企業における経営戦略支援、脳科学/感情科学を応用した教育事業の支援、環境コンサルティング、社会企業化コンサルティングなどを通じ、事業の創出という手法により多くの企業や団体と協働し活動を行っている。

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