行程は SCMで 万全や 管理要員 急増やけど
「SCM(SupplyChainManagement)」はサプライヤーから顧客に至るモノ、仕事、情報の流れを、ITを活用しながら、スムーズかつ効率的に管理する手法のことです。ただし、新しいハードやソフトが増えるとそれを管理・運用する人員が必要となりますから、無駄に時間とコストが増え過ぎることがないよう注意が必要ですね。
クイックな レスが自慢の センターも 杓子定規じゃ あきまへんがな
カスタマーサービスを向上させるコールセンターの役割は「スピーディー」かつ「カスタマイズ」した対応をすることです。いくら電話を取るスピードが早くても、マニュアル通りの受け答えしかできないオペレーターでは逆に顧客の不信を招きかねません。一人ひとりの顧客の満足度を上げるためには、ハードやシステムへの投資をする以上に、「人」への投資をすることがポイントですよね。
もうできたん? リードタイムは 最短に 顧客も驚く イリュージョンかも
スピード経営が求められる時代。顧客の時間的要求はどんどんエスカレートしています。今朝受けた注文が夕方には納品完了など、まるで有名マジシャンが舞台で繰り広げるイリュージョンのような対応が求められているのかもしれません。えっ?さっそくマジック教室へ行くって?・・・それちゃうやん(笑)。
この仕組み 需要予測は 完ぺきや! 誰の予想や? 在庫山積み
リードタイムを極限まで短縮するためには、注文を受けてから生産するのではなく精度の高い需要予測に基づいて原料調達から製造へと先に手を打つことが必要です。予測する仕組みをきちんと構築せず、担当者の勘だけに頼ると在庫の山になってしまうのでご用心。
調達は 安くて早くて 正確に そんな業者が うちも欲しいわ
調達は、その品質とコストをマネジメントするため1社に限定せず、「デュアルソーシング」することが原則と言われています。しかしコストにばかり捉われて、最も大切な安定供給が疎かになるとラインも止まってしまいます。自社にとってベストな調達先を探すことは永遠の課題かもしれませんね。
自前主義 何でもかんでも お手製で アウトソースも ええ味出すで
すべての機能、業務を自社の人材だけで対応しようとする自前主義の企業もありますが、変化への対応力が弱く、固定費が増大するというリスクにもつながります。うちの自家製ソースも美味しいでしょうけど、これからは世界から美味しいソースを仕入れる時代かもしれません。さあどの国からいきますか?
本社こそ オペレーションが 課題やで メタボ対策 スリム化してや
「オペレーション」といえば工場やコールセンターなどの現場をイメージしがちですが、もちろん本社業務のオペレーションも見直す必要があります。総務、人事、財務などなど各部門の業務のあり方を今一度見直すことで、スピーディー、高品質、低コストを実現させましょう。あっ!その前に自分のメタボ対策やった・・・(^^;)。
顧客から エクセレント!と 言われたい そんな現場に いつかしてやる
優れたオペレーションにより、絶対的優位を確立していることを「オペレーションエクセレンス」といいますが、ビジョンや戦略で圧倒的な差異化が図りにくい時代になり、最後はオペレーションの優劣が企業の勝ち負けを決める大きな要素になることは間違いありません。一朝一夕では叶いませんが、いつの日か「エクセレント!」と言われる企業になりたいものですよね。