エンジェルはどこにいるかと探してもこの世に天使はおりまへんがな
ベンチャー企業に投資してくれるありがたい個人投資家をエンジェルといいます。自分で考えたビジネスプランに投資してもらうためには、不断の努力とありえない程の熱意も必要です。投資会社の資金も個人の資金も同じお金に代わりはありませんが、その想いの深さには温度差があるかも知れまへんな。
正直にリスクリストを作ってるこの人にならお金託そか
投資家に「いいプランだ」と伝えたいあまり、チャンスにばかり着目した事業計画書を見せてもあきまへん。始める前から完璧な事業などありえないし、プラン段階だからこそ見えるリスクは数々あるはず。事業を本気で始めるためには、リスクとその対応策をしっかりリスト化した正直な計画書が一番信用できまんな。
その会社経営チームはどないやねん!金の番人もひとり要るで
経営はチームで行うもの。ヒト、モノ、カネをしっかりコントロールできる経営チームのメンバーを集めることも重要な課題です。いくら学生時代の仲間と仲が良くても営業ばかりじゃ経営は成り立ちません。足りないリソースを投資会社に相談するのもひとつの方法ですわな。えっ!プロは一人もおりまへんって?
あと少しOPMで金集め知恵と工夫はここで活かしや
資金調達をする際に、自己資本、借入など一般的な方法に加えてOPMすなわちOtherPeople’sMoneyをいかに活用するかも経営力の一部と言われています。例えば友人の協力や保証金の免除、支払いの長期化などあらゆる工夫で社内にお金が残る状態を生み出すのも重要な経営センスなんですな。
株主はバランス取って構成し株主の知恵うまく使わな
突出した株主を作るとそこだけに気を使う経営になりがち。かといってあまり持ち株比率が低すぎても、興味関心が薄れ事業に協力してくれる機会がなくなります。株主をうまく構成するのもトップの力量でんな。その人脈の広さはここで活きるかも?
想定外バーンレートが積み上がりやっぱり黒字は夢のまた夢
設立まもない会社の収支が黒字化するまでに、毎月収益を上回って消費する金額をバーンレートといいます。月次や週次で管理されることが多いですが、設立前の想定は99%が筋書き通りにはいかないもの。黒字への長い旅路は延々と続くのであった(泣)