安倍政権が掲げる「全世代型社会保障改革」の医療改革では、予防医療と遠隔医療が改革の柱となりそうだ。予防医療では、人生100年時代に向けて、糖尿病、高齢者虚弱、認知症の予防に取り組み、自治体などの保険者が予防施策を進めるインセンティブ措置の強化を進めるとともに、遠隔医療(次世代ヘルスケア)では、オンライン医療の推進を図る方針だ。2018年度診療報酬改定では初めてオンライン診療料が新設されており、その対象の拡大やオンライン服薬指導の提供体制の整備、法制的な対応も重要な課題となる。最先端のテクノロジーを活用し、持続可能な医療制度をつくるにはいかなる改革が必要か。政治、医療経営、テクノロジー等の観点から議論する(肩書きは2019年2月10日登壇当時のもの)。
※アプリで動画を再生する際、Androidの一部機種で動画が再生できない場合がございます。その場合は、アプリを閉じて、WEBページの「GLOBIS知見録(https://globis.jp/)」にて動画を視聴していただければと思います。