経営はあんた1人でしまんのか?経理も人事もたった1人で?
企業として事業を起こすなら、ヒト、モノ、カネ、それぞれのリソースを巧みに動かせるプロの経営チームが必要です。優秀な人材ほど長い説得が必要なもの。経営チームの人選をしておくのも、ビジネスプランの大きなテーマです。頼みやすいという理由だけで安易に身内を使わんようにね。
ベンチャーは組織作りが後回し人が動いてお金稼ぐで
事業規模が徐々に大きくなると、部門間やチーム間のコミュニケーションが、業績に大きな影響を与える場面も出てきます。慌ててマネジメントの重要性を感じても遅いのです。起業時点から、しっかり人材マネジメントの仕組みを作っておきましょう。「事業は人なり!」ですから。
ニッチなら大手もすぐには攻めへんでいつまでニッチか見極めしときや
大手がまだ関心を持っていないニッチ市場から新規事業を始めることで、成功の確率が高くなります。しかし、大きな市場に育ってしまえば、今度は大手企業が攻めてきます。次のニッチを探すのか?それとも大手を受けて立つのか?これを決めるのも経営手腕ですわな。
調達をあの手この手で繰り返し経営よりも口うまいやん!
資金調達には様々な方法がありますが、生まれたての会社に投資してもらうためには、ビジネスプランをうまく相手に説明する能力も必要です。決して口がうまいだけで投資を募れる訳ではありませんが、常日頃からプレゼンテーション能力は高めておきましょう。「さあ〜今日も誰かにプレゼンするぞ!」。ところで何を?(笑)
EXIT(イグジット)戦略だけは立派でもほんまにそこまで辿り着けるん?
創業者や初期の出資者が株式を売却し、利益を手にすることをイグジットといいます。主な手法に株式売却、株式公開、経営陣による会社買収などがあります。くれぐれも出資者に「オオカミ少年」と呼ばれることがないよう、実行可能なビジネスプランをまとめ上げましょう。「お〜いオオカミが来たぞう〜」。
1年で売り上げ爆発見込んでもオペレーションは回りまんのか?
投資家に魅力的なプランを見せたいがため、「想定顧客数は1万、10万、いや100万だ!」と、ついつい大風呂敷を広げてしまうもの。肝心なことは本当にその顧客数に達した時に、商品やサービスを提供できる体制を維持できるか、という点です。自社商品がマスコミに取り上げられ、急増した注文に対応できず、アタフタする企業は後を絶ちませんので。
3年でデファクト目指して急成長ゴールはいつも業界リーダー
パソコンOSの「ウインドウズ」や映像記録の「ブルーレイ・ディスク」など、その市場でデファクト・スタンダードになることは成功するための大きな要因になります。事業計画通りに成長し、業界リーダーになる事ができれば、価格決定力や人材調達力、情報収集力など様々な力を持ち、更に成長スピードがアップします。目指せリーダー!
【お知らせ】GLOBIS.JP創刊から続くご長寿企画「フレームワーク川柳」を盛り込んだ、「スマイルマーケティング手帳」が刊行されました!「お笑い芸人が肌身離さずネタ帳を持ち歩くように、ビジネスマンも自由に発想を広げるべき」と語る高橋健三氏が発行。「おもろい4Pを考えてみよう」など腹を抱えて笑える面白コラムと発想トレーニングが満載で、楽しみながら日々発想力を鍛えていける内容となっています。
詳しくはこちらから: