売れまへん? すぐに値引きは あきまへん!
安値に釣られる 顧客はニセモノ
商品の売れ行きが落ちてくるとすぐに値引きをする企業がありますが、「PRICE(価格)戦略」に手をつける前に打つべき手立ては他にもあるはず。安売りに反応する顧客層は商品そのもののコンセプトや質よりも価格に関心が高いので、もっと安い価格の商品があるとすぐに他へ流れてしまいます。そう、決して固定客にはならないのでご用心。
3Cで 分析したら 腰抜けた
顧客と乖離 半端やないもん
企業が自社のマーケティング環境を分析する際、「顧客(Customer)」「自社(Company)」「競合(Competitor)」を対象とするフレームワーク「3C分析」は有名ですが、ここで最も大切なことは顧客のニーズに自社がどれぐらいしっかり対応できているかを見極めること。ついつい競合の動きに目が行きがちですが、競合に商品を売るわけではありません。
STP ほんまに顧客は いてまんのん?
売りたいだけでは 市場は動かじ
販売する対象を絞り込む際、使われるのが「STP」(セグメンテーション、ターゲティング、ポジショニング)と呼ばれるステップ。「良い商品さえ作れば、誰かが買ってくれるだろう」という発想が通じるほど、市場は甘くありません。どんなニーズを持った人に、どんなベネフィットを提供するのか。競合商品との違いはどこなのか。STPでしっかりと対象を絞り込み、明快なメッセージを打ち出した商品だけが市場で生き残れます。
ブランドも 千里の道も 一歩から
インスタントじゃ 育つわけなし
ブランドを育てたい、という企業は数多くありますが、「ブランド」とは顧客の期待値を越えた価値を提供し続けた企業だけが手にすることのできる果実です。そのためには商品だけではなく、サイトや広告や店舗まで、すべての顧客接点をコントロールする緻密さが求められます。今日の一歩を大切にしながら明日につなげていきましょう。
誰に売る? 誰が喜ぶ この商品
的を絞って ヒット量産
「朝専用」「体脂肪が気になる方へ」など、最近の商品は売りたい相手に向けて明確なメッセージを付けて商品をアピールしています。モノあまりの時代。誰かが買ってくれるかも?なんていう商品は、見向きもされません。ターゲットをピンポイントで絞り込んだ商品こそがヒットの秘訣。まだまだ照準が甘くないですか?
なんやそれ? 商品名で 驚かせ
中身もうまけりゃ 口コミ絶大
数ある商品の中で目立とうと思えば、なんやそれ?と言わせるぐらいインパクトのある「ネーミング」をすることでつかみはOK。しかし商品の中身が伴わなければ購入は1回こっきり。これからはまるでタレントのように、キャッチフレーズを駆使して顧客の目を引き、中身でしっかり心をつかみ続け、口コミにつなげていく必要があるでしょう。
競合の 厳しい市場で 目立つには
右脳鍛えて 感性爆発
同じターゲットに向け、同業各社が送り出す商品は、油断をするとすぐに良く似たものになりがちです。芸術は爆発だ!と、かの有名な作家も叫びましたが、商品開発にも感性の爆発が重要。右脳を鍛えて創造力や発想力を発揮…。ビジネスパーソンにも芸術家的側面が求められる時代です。