ダボス会議の最終日。昨晩は久しぶりにダボスの街中に遊びに行ってきたので、二日酔いだ。ダボスの夜は、賑やかで面白い。ピアノバーに着いたら、外に列ができていた。
中に入ったら、満杯の客だ。スポンサーがクラブを借り切っているので、全てがフリードリンクだ。踊り歌い、交流して楽しかった。
「2024年の中東」からスタート
投資家とホテルで打ち合わせをした後に、会議場に向かった。参加したセッションは、「2024年の中東」と言うテーマだ。昨日朝食を共にしたジェーン・ハーマン氏が登壇していた。
中東は、イラン、米国、サウジ、イスラエル等の意思が交錯して一筋縄では解決しなさそうだ。
最終日のハイライトセッション「世界経済展望」へ
続けて最終日のハイライトである「世界経済展望」というセッションに参加した。クリスティーヌ・ラガルド欧州中央銀行総裁等が参加するセッションだ。
昨年までは黒田日銀総裁が登壇していたが、植田総裁は欠席。とても残念である。日本のリーダーが欠席すると、自ずと日本の存在感が下がる。
スイス鉄道で帰路へ
そして、ホテルに戻ってパッキング後にチェックアウト。UBERで車を呼んで、日本への帰路に就く。ホテルの支配人と親しくなった。ユダヤ系で名前がYossy、僕も英語ではYoshiなので、お互いにヨシと呼び合って、抱き合って別れを告げた。
ダボスの空と山が今日も気持ちが良い。
ダボスへの往路は車で、帰路は毎回鉄道にしている。行きはレジストレーションなどの手間がかかり、帰りはスイス鉄道の車窓を楽しみたいからだ。
これから2回乗り換えて、チューリッヒ空港に向かう。青空と、白い大地と赤い列車が良いコントラストになっている。
ダボスで感じる、人とのつながり
スイス鉄道の旅の最中に、写真を整理していたら僕の友人と自撮りした写真が多く出てきた。
南アフリカのイクバル、クウェートのマラワン、香港のヴィクター・チュウとソニーCEOの吉田さん等だ。
16回も参加していると世界中に友達が増える。握手や抱き合うことで再会を喜び、近況を報告し合う。素晴らしい仲間達だ。
ジャパンナイトで撮った写真は、感慨深い。ハーバードの同期3人だ。サントリーの新浪さん、三菱商事の石川さんだ。昨年はパナソニック樋口泰行氏も来ていた。
新浪さんは2年次にアパートが隣室。石川さんはサマースクールで同じクラスだった。1989年入学だから35年のお付き合いになる。感謝!
そして、妻との写真。僕は、16回目のダボスだけど、妻は5、6回目。子供が5人いると、なかなか海外には行けない。
子供が大きくなってから、やっと一緒に行くことができる様になった。妻とはハーバードのサマースクールで出会った。米国の大学院を出ているので、英語は問題ない。
まぁよくもこんな遊び人と長いこと一緒にいてくれるものだと本当に感心する。
さて、これにてダボス速報は終了。フライトの中で、じっくりとダボスの総括レポートを書くこととする。
2024年1月19日(金)
ダボスにて
堀義人
【ダボス会議2023速報】
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【ダボス会議2023速報】
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