今から羽田発フランクフルト経由でチューリッヒへ。そして陸路でダボスに向かいます。
今年で16回目のダボス会議。ウクライナ戦争は長期化し、イスラエルのガザ侵攻、AIの更なる普及、米国の分断、中国経済の停滞等、世界は激動しています。ダボスに行けば世界の流れが掴めます。精力的にレポートしていきますね!
1日目のスケジュール
東京の自宅を出て約24時間でダボスに到着。
先ずはレジストレーションでバッチを取得して、ホテルへチェックイン。 初日の予定は、
- 15時半:投資家とアポ
- 16時半:ダボスサークル
- 17時半:クリスタルアワード
- 18時半:コンサート
- 19時:大手コンサルの招待ディナー だ。
徹底的に出会い、学ぶぞー!
グロービスの投資が世界に広がる予感
ダボス会議の最初の仕事は、バイラテラルというプライベートな会合である。
相手は、Mubadala Investment CompanyというUAEの投資機関で、テック系とアジア投資のヘッドを務めるFraz Siddiqui氏だ。
Frazから「会いたい」とWEF(World Economic Forum)のプラットフォームを通じて直接連絡があり、会合が実現。グロービスの投資が世界に広がる予感がする。
ダボスサークルへ
ホテルでの会合後に、メイン会場のコングレスセンターに向かった。
ダボス会議最初の会合はDavos Circleという、10回以上参加している参加者のみを招待した会合だ。
世界経済フォーラムの主宰である、クラウスシュワブご夫妻がホストとして歓迎する。精力的に僕は交流した(シュワブ氏と良い写真が撮れなかったので昨年の写真を載せる)。
Davos Circleでじっくりと話をしたのが、地政学リスクを専門に扱うコンサルティングファーム:ユーラシアグループのイアン・ブレマー氏だ。昔からの友人で、NYの家族旅行の際には、家族全員に地政学のレクチャーをしてくれたほど親しい。
先日イアンが日本で行ったスピーチや世界の10大リスクについて意見交換した。1番のリスクは米国の分断とのこと。
2024 Crystal Awardの結果は?
コングレスホールで開催される最初の公式イベントが、クリスタルアワードの表彰式だ。文化に貢献したアーティストに授与される。
今年の受賞者は、以下3名。
- 建築家のFrancis Kere氏(写真)
- 女優のMichelle Yeoh氏
- 音楽家のNile Rodgers氏
その後コンサートが開かれたが、次のアポがあるので残念ながら退席。
アジアのリーダーが集ったマッキンゼー主催ディナー
ディナーはマッキンゼー主催のアジアのリーダー・ディナーだ。
Working Dinnerと称して、参加者が食事をしながら、中国、台湾選挙、アジアの経済情勢、サプライチェーン、AI、サステイナビリティ、政治の最近情勢について意見交換する。
終了後に主催者&参加者とパチリ! ポーズはGo Go Robots!
明日からの本格的なスタートに向け
ホテルに妻と戻り、常設のピアノから流れるクラシック音楽に癒される。ホテルの従業員も上機嫌で、ワインを振る舞ってくれた。このホテルに泊り始めて数年も経つので、もう名前も覚えてくれている。
明日より本格的にダボス会議が始まる。ゼレンスキー大統領も国連事務総長もサムアルトマン氏も来る予定だ。日本からは、河野大臣も出席予定だ。
今年のダボス会議のテーマは「信頼の再構築」だ。徹底的に多くの世界のリーダーと交流して、世界の信頼の再構築に寄与できたら幸いだ。
2024年1月15日(月)
ダボスにて
堀義人
【ダボス会議2023速報】
堀義人のダボス会議2023速報(1)Davos Circleから始まる、15回目のダボス
堀義人のダボス会議2023速報(2)分裂する世界におけるリーダーの役割とは
堀義人のダボス会議2023速報(3)ダボス会議で日本を発信
堀義人のダボス会議2023速報(4)ダボスで聞く般若心経と様々な縁
堀義人のダボス会議2023速報(5)ダボス会議最終日~スイス鉄道で旅しながらダボスを楽しむ
堀義人のダボス会議2023速報(6)総括〜ダボス会議で感じた6つのこと