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藤原先生、これからの働き方について教えてください

投稿日:2016/08/16更新日:2019/04/09

あすか会議2016
第6部分科会「藤原先生、これからの働き方について教えてください。」

人工知能やロボットの進化によって、ビジネスや社会は根本から変わりつつあり、仕事に必要なスキルや働き方もまた大きく変わろうとしている。いま取り組んでいる仕事は、10年後も存在するのだろうか。10年後のあなたは、今と同じ働き方を続けているのだろうか――? 有史以来のテクノロジー革新が幕を開けようとする時代、身につけるべき普遍的なチカラとはなにか。藤原和博氏が語るこれからの時代の働き方。(肩書きは2016年7月3日登壇当時のもの)。

<動画冒頭をテキストでご紹介>

藤原氏: まず、1枚目(モニターに映し出されたパネル1枚目)ですが、分かってもらいたいのは、左の時代(20世紀 「正解」がある成長社会)から右の時代(21世紀 「正解」がない成熟社会)に移っていったということです。
いつ移ったかというと、1997年に日本は高度成長期を終えています。98年からずっと1人あたりのGDPが下がっていく世界になっていますし、だからこそ、頭がつまってしまっています。中で起こることは多様化・複雑化していて、変化の激しさが成熟社会の特徴です。
1番の特徴は、みんな一緒という感覚の社会から、それぞれ一人一人という感覚の社会になっていったということです。
いつもここで例に挙げるのですが、電話を考えていただければすぐわかりますよね。昔はみんな一緒に家の固定電話を使っていた。それが今はどうなっているかと言うと、携帯電話もしくはスマホ。2台・3台持っている人もいますよね。
それからランドセルの例を教育の現場ではよく使います。ここにいる方で、小学校の時のランドセルが、男は黒・女は赤だった人、手を挙げてください・・・(会場多数挙手)見てください、これが全体主義というんですよ。
それが今どうなっているかというと、ブルーが出てきてピンクが出てきて、最近はブラウンが人気です。とにかくフリルがついていたり、刺繍をどういれますか? みたいなオーダー版があったり、15万くらいしたり。みんな一緒というところから変わってきたのです。
僕がこれからやるのは、アクティブ・ラーニングと言いまして、受講している側が、自分のこととしてしょっちゅう考える、頭を徹底的に回転させるということですね。しかも隣の人と繋がりながらやっていくという典型的な授業を今、やっている訳です。
ビジネスシステムがみんな一緒という時代のままの会社と、それぞれ一人一人にビジネスシステムを合わせている会社と、もう完全に決着がついています。はっきり言えば、みんな一緒というタイプの会社から利益がどんどん奪われ、それぞれ一人一人に十数年前から合わせている会社に利益を総取りされています。
じゃあ、それぞれ一人一人にビジネスシステムを合わせている会社というのはどういう会社なのでしょう。今から3人ずつくらいで組んで言ってみましょう。(この続きは動画でご覧ください)

  • 藤原 和博

    「朝礼だけの学校」 校長/教育改革実践家/リクルート社初代フェロー/和田中学校 一条高校元校長

    1955年東京生まれ。78年東京大学経済学部卒業後、株式会社リクルート入社。東京営業統括部長、新規事業担当部長などを歴任後、93年よりヨーロッパ駐在、96年同社フェローとなる。2003年より5年間、都内では義務教育初の民間校長として杉並区立和田中学校校長を務める。08~11年橋下大阪府知事特別顧問。16年から2年間奈良市立一条高校校長として生徒個人のスマホをWiFiに繋いでフルに授業に活用。 アクティブラーニングの手本となった「よのなか科」が『ベネッセ賞』、「地域本部(現在は地域学校協働本部として全国の公立学校の7割に波及)」が『博報賞』、食育と読書活動が『文部科学大臣賞』をダブル受賞し一挙四冠に。 著書に『人生の教科書[よのなかのルール]』『人生の教科書[人間関係]』(ちくま文庫)があり「人生の教科書作家」とも呼ばれる。ビジネス系では『リクルートという奇跡』、和田中改革ドキュメント『つなげる力』(共に文春文庫)。教育系では『父親になるということ』(日経出版)、『僕たちは14歳までに何を学んだか』(SB新書)、共著に45万部のベストセラー『16歳の教科書』(講談社)がある。 人生後半戦の生き方の教科書『坂の上の坂 55歳までにやっておきたい55のこと』(ポプラ社)は12万部を超えるベストセラー。キングコングの西野亮廣氏絶賛の『藤原和博の必ず食える1%の人になる方法』(東洋経済)、ホリエモン絶賛の『10年後、君に仕事はあるのか?』(ダイヤモンド)、ちくま文庫で藤原和博「人生の教科書」コレクションがスタート。2020年、デビュー作『処生術』も復刻。 日本の職人芸の結晶であるブランドを超えた腕時計「japan」「arita」(文字盤が漆塗りや石巻の雄勝石、有田焼の白磁)を諏訪の時計師とファクトリーアウトレット方式でオリジナル開発。個人マニュファクチャラー(生産者)の可能性を追求。 本業は教育改革。教育界に蔓延る「正解主義・前例主義・事勿れ主義」を排し一斉授業を超える仕組みづくりに奔走。一条高校では生徒所有のスマホを授業に活かし「スーパー・スマート・スクール(SSS)」化。2021年都立富士中高一貫校で中学からのSSS改革を支援。2022年山梨県知事特別顧問として父の故郷・山梨の教育改革に参戦。隈研吾とともに「富士登山鉄道プロジェクト」の応援団長にも就任した。 さらに「朝礼だけの学校(あさがく)」を開校し、史上初、生徒が全員先生の学校をプロデュース。詳しくはホームページ「よのなかnet」http://yononaka.netに。

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