G1サミット2025 第10部 分科会【社会/文化】
「日本の『食』を考える 〜異業種との掛け合わせで日本の食の価値を最大化する〜」浜田岳文×山田早輝子×米田肇×西経子
(2025年2月24日開催/沖縄県万国津梁館)
和食のユネスコ無形文化遺産登録や寿司・ラーメンの世界的ブームなど日本の食に対する国際的な評価が高まって久しい。一方で、海外市場でのブランド戦略や流通網の整備、食文化の発信方法には課題も多い。日本の食産業・食文化を世界により広く発信するためには何が必要か。異業種との掛け合わせで日本の食の価値は最大化できるか。グローバル市場での競争力を高め、日本の食の価値を最大化するための方策を議論する。(肩書きは登壇当時のもの)
※タイムスタンプは生成AIで作成しているため、一部誤りがある可能性があります。あらかじめご了承ください。
00:00 イントロダクション:日本の食の価値最大化
セッションテーマ「日本の食の価値最大化」と3つの論点(海外戦略・異業種連携・AI)を提示。
01:17 海外ブランド戦略と文化発信の課題
国際コンクールでのルール形成の課題。国家戦略で戦う海外と、個人の挑戦に留まる日本の差を指摘。
05:15 一方的な「発信」の問題点とストーリーの重要性
一方的な「発信」の問題点を指摘。共感を呼ぶストーリーとエンタメ性を活用した韓国の戦略を紹介。
09:50 異業種連携の可能性:エンタメとサステナビリティ
発信側と受け手のギャップを埋める重要性。フードロスに対しサステナビリティとブランディングを融合。
11:15 食×スポーツ×医療の国際的連携
食×スポーツ×医療の国際連携。予防医学とウェルビーイングの観点から日本の食の価値を発信。
16:03 食の体験価値の拡張:芸術・宇宙・医療への応用
食を芸術・宇宙・医療など他分野と融合させ、新たな体験価値を生み出す可能性を議論。
21:34 世界の先進事例:科学技術と食の融合
海外レストランが科学技術で病院食や宇宙食を開発する事例。食を通じた社会課題解決への貢献。
24:52 AIと食:職人技と創造性の未来
AIによる職人の労働問題改善と生産性向上の可能性。味のデータベースとしての活用法を解説。
26:02 AIの限界:身体性と記憶の壁
AIには再現できない身体性や記憶の重要性を指摘。人間にしか生み出せない価値について考察。
27:48 AIによる地方創生と情報格差の解消
AI活用で人手不足や言語の壁を解消し、地方の食文化が世界に見つけられる可能性を解説。
31:27 AIが作る「うまいもの」とシェフの存在意義
AIが作る「美味しいもの」が普及する未来を予測。シェフの価値はストーリーを伝える点に移行すると考察。
35:56 総合討論:長期戦略と心の幸せ
短期的な効率化が進む現代で、食を通じて人の心の幸せという長期的目的を追求する重要性を提言。
39:03 日本の「食の多様性」の再定義
アレルギーやハラル対応など、グローバルな視点での食の多様性確保の必要性を指摘。
41:59 地方創生における食の課題と連携の必要性
行政だけでは困難な地方の食の振興。料理人や企業と連携し、響くストーリーを作る必要性を提言。
44:48 フロアからの質疑応答
日本独自コンクール、価格設定、AI時代のサービス、駅弁の海外展開など、会場からの質問に回答。