4日目は「ホテルでダボス」からスタート
ダボスの4日目は、朝食会のアポが入っていないので、ゆっくり起きてメール返信などの仕事をして、コラムを書き上げて、ホテルでダボスだ。
テクノロジーのディベートとアルゼンチンのハビエル・ミレイ大統領。
テクノロジーをソリューションと考えるかリスクと捉えるかは、ダボスでも議論されている。
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G1ランチでインスピレーションを受ける
11時半からは、G1ランチだ。
僕は、「ダボスのまとめ」と毎年最後に書き上げているが、ここでの議論がとても良いインスピレーションを与えてくれている。
金融、経営コンサル、AI、メーカーなど各自が違う視点で見てきた風景や気づきはとても参考になる。ダボスで最も有意義な会の一つである。
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昼食会場のホテルから歩いて戻る最中にパチリ。左下に写っている茶色のビル群がコングレスセンターと呼ばれる会議場だ。その周りに仮設建物がいくつか作られ、そこで無数の会議やミーティングが行われている。
今朝雪が降っていたが、今は曇り。
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招待制少人数セッションでインドネシアをテーマに議論
会議場に戻り「インドネシアとの戦略的対話」という完全招待制の少人数セッションに参加した。
ロサン・ルスラニ投資大臣は流暢な英語で、オフレコでインドネシアがとってきた政策を説明してくれた。
最後に挨拶をした時にパチリ。インドネシアにもグロービスのハブキャンパスを作りたいな。
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「GLOBAL RISK2025」を視聴
ホテルに戻り、「ホテルでダボス会議」だ。
GLOBAL RISK2025というセッションを視聴。エコノミストの女性編集長がモデレートして、FTのジリアン・テット氏、S&Pの社長など過半数が女性登壇者。とても良いことだ。
900人の知識層のアンケートをもとに2年後と10年後のリスクを比べているのが面白い。
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学び多い「安全保障はAIでどう変わるのか?」セッション
ホテルを出て、16時15分からの「安全保障はAIでどう変わるのか?」というセッションを聞きに会議場へ。 感想や学びは、「ダボスのまとめ」に記載します。 注)せっかく最前列に座ったのにあまりにも面白くて、不覚にも写真を撮るのを忘れてしまったので、リプレイのスクショで対応しています。m(—)m
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トランプ大統領のオンラインスピーチ
そして17時よりトランプ大統領のオンラインスピーチだ。何を言うのかに注目が集まり、満席で入場制限がかかった。 全部で45分間。約25分ぐらいスピーチして、その後20分は質疑応答だ。 話している内容は、選挙演説とは変わらない。ただ、欧州や中国に厳しいスタンスで挑むことが容易に予想された。
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4つのアポをわたった充実の最終夜
ダボス会議の最後の夜。今晩は4つのアポが入っている。先ずはGoogleで開催されたディナーだ。
FTのジリアン・テット氏に誘われて、wikipediaの創業者、オードリー・タンさん、TEDのクリス・アンダーセン氏などと会うことができた。
ディナー前のレセプションだけでも呼んでもらえたことに感謝したい。
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BCGディナー
2つ目はBCGディナーに招待を受けた。BCGのグローバルCEOが冒頭の挨拶。ディナーのテーマは、「雑音の中の兆候」だ。
ここでは4つの兆候が見えた、という。
- 成長
- Trade
- AI
- 企業の社会的役割
コメディアンの余興の後のBCG HRトップの話が印象的だった。好奇心を持つ文化と挑戦を奨励することが重要だ、と。
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マスターカードのナイトキャップ
3つ目がマスターカードのナイトキャップだ。先週日本でお会いしたMerit Janow会長にお誘いを受けて、急遽ご挨拶に訪問。
Meritは、コロンビア大学のSIPA(国際・公共政策大学院)の学長を直近まで務めていて、とても親日的だ。
素晴らしくエレガントで知的で魅力的な方で、夫婦ですぐにファンになりました。
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ラストはBarry’s Piano Barで盛り上がる
今から向かうのがBarry’s Piano Barだ。いつもベロンベロンに酔っ払うので、昨年の写真を掲載して事前に投稿!
僕にとってダボス会議の2大ナイトパーティは、マッキンゼーナイトとBarry‘sだと思う。特に最終日のBarry’s は、全てが終わった高揚感でとても盛り上がる。深夜0時過ぎ。今から行ってきます!
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2025年1月23日(木)
ダボスにて
堀義人
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