ダボス会議2日目。エデルマン社の「信頼度指標」についての朝食会に参加。
リチャード・エデルマンCEOの基調講演後には、パネルだ。
元共和党大統領だったニッキー・ヘイリー氏、フィナンシャル・タイムズのジリアン・テット氏、マイクロソフトの社長、ハイネッケンCEOとサントリーの新浪さんだ。モデレータはFORTUNEの編集長。
エデルマンの信頼度調査については、ダボス会議の帰路にでもじっくりと時間を使って「ダボス会議のまとめ」として記載したい。色々と感じることが多かった。
日本のVC環境をアピール
9時半からは、VCコミュニティの会合だ。2022年の冒頭から参加しているけど、本当に実りが多い。
NEA、Lightspeed、Mayfield、General Catalyst、LightRockや元セコイアのインド事業など世界のVCトップが結集する。
僕は、日本代表として日本のVC環境の良さを訴えてきました!
マッキンゼーCEOのプライベート昼食会へ
ランチタイムは、マッキンゼーCEOのBob Sternfels氏の招待で20名程度のプライベート昼食会へ。 ネットワーキング後に着席して、主催者のボブのモデレートで各自が発言をしていく。 テーマは、地政学、トランプ政権、経済、欧州・アジア・日本など多岐にわたった。1時間超の議論は、有意義だった。
14時からは、平大臣と竹中平蔵さんを囲んで電通佐野社長、ローソン竹増社長、PKSHA上野山社長などとダボス会議の中間報告会。各自が違う立場で聞いてきたこと、感じたこと、学んだことを共有して、みっちり1時間徹底的に意見交換した。
AI、トランプ、信頼度、ダボスの空気感など。実り多い。
ホテルでダボス
午後にホテルに戻って、ホテルでダボスを楽しむ。
LIVEで“US ECONOMY in 2025”を視聴した後に、今朝開催された“47th Presidency Early Thoughts”というセッションをアーカイブ視聴した。本当に便利だ。
昨日就任したばかりのトランプ氏については、慎重ながらも多少安堵感が広がっている感じがする。
「バッタリ会える」がダボスの魅力
ダボスでは、VIPの方々にバッタリと会えるからとても効率的である。
全員の写真を撮れなかったが、ハーバードMBAの同期の新浪さんやLIPPOグループのJohn Riady氏などとパチリ。
今回は、プライベートセッションに数多く誘われたので、新たに親しくなった人が凄く増えたのが良かった。
学びが満載 New York Timesのディナー
夜は、ダボスで一番楽しみにしているNew York Timesのディナーである。なぜ楽しみかというとMCのAndrew Ross Sorkin氏が著名人の参加者を巻き込みながら、様々な視点で議論を進行して、学びが満載だからだ。
テーマはヘルスケア、DEI、WTO、ウクライナ、ガザ、気候変動、AI、イーロンマスクなど。
プライベートイベントの良さとは?
本日数多くのプライベートイベントに呼ばれた。エデルマン、マッキンゼー、VCコミュニティ、NY タイムズなどだ。僕自身も平さん・竹中平蔵さんを囲む会を主催した。
プライベートイベントが良いのは、参加者が限定され、セッション内容もとても質が高く、食事にも力が入っていること。主催者が威信をかけて、受付から会場設定、飲食まで全てを高めている。おそらく、最高峰のスタッフが企画・運営しているのだと思う。
一方、会場のキャパも限られており、会場費やスタッフ費用などがべらぼうに高い。会場費は東京の10倍高いし、スタッフ費用でも一番嵩むのが宿泊費だ。僕が泊まっているホテル(正直言って日本で言うと6000円程度の古い狭い部屋)で1泊35万円して最低5泊保証だ。スタッフの宿を探すのに苦労する。
一方、プライベートイベントの主催者は、良い参加者に来て欲しい。そういう「良い」参加者は、数多くのイベントから重複して誘われるのだ。ダボス会議に初めて参加した20年近く前は、全くプライベートイベントに誘われなかったが、17回目ともなると、ほぼすべての日程がプライベートイベントで埋まってきた。オープンなイベントは「ホテルでダボス」で楽しめるようになった(ホテルも会場に近い場所を定宿として確保できているので、まとまった時間があれば戻って来れるからだ)。
そして、明日はいよいよ僕らが中心となって企画するプライベートイベントであるグロービスナイトとジャパンナイトだ。まさに、3日目にダボス会議のピークを迎える。明日に向けて早めにベッドに潜り込むことにする。
2025年1月21日(火)
ダボスにて
堀義人
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