キャンペーン終了まで

割引情報をチェック!

世界で活躍するリーダーになるための危機管理術

投稿日:2016/08/22更新日:2019/04/09

あすか会議2016
第6部分科会「世界で活躍するリーダーになるには」

通信技術の革新や運輸コストの低下によって、世界のボーダーレス化が加速化し、海外に在住する日本人は過去最高となる131万人超を記録した。時間や距離の制約を超えたグローバルコラボレーションが進み、世界のトップティアが新たな時代に向けて覇権を競う中、世界で活躍するリーダーとなるために何をするべきか。アカデミー・国際交渉・コンサルティング・コングロマリット――世界を舞台に活躍するキーパーソンたちが語る。(肩書きは2016年7月3日登壇当時のもの)。
 

<動画冒頭をテキストでご紹介>

安渕氏: 今日はですね、国際交渉プロフェッショナルの島田さん、シンガポールから世界を見ている、シンガポール大学でエグゼクティブプログラムをやっている田村さん、戦略コミュニケーションのプロの田中さんに来ていただきました。「世界で活躍するリーダーになるには」というテーマです。
私自身はグローバル企業で10年近くマネジメントの仕事をやってきたということで、この4人なのであんまりファシリテーションという感じではなく、やや異種格闘技的にどんどん喋っていこうと思います。
このセッションでは、「グローバルとは?」とか「リーダーとは?」みたいな話ではなくて、なるべく具体的に、それぞれの豊富な経験から色んな話をしてもらおうと思っています。一つの切り口としては、クライシスであるとか危機意識であるとか、そういったものの時にリーダーシップって先鋭的に出てくると私は思っています。
皆さんが経験した難しい局面の中から参考になる事例を順番に話していただこうと思っています。まず島田さんからお願い出来ますでしょうか。

島田氏: 国際ネゴシエーターの島田久仁彦です。普段はですね、紛争調停の仕事をさせていただいておりまして、よく戦地に飛んで、「まあまあちょっと座って話でもしようや」みたいなことをやっております。
ただですね、昨日バングラデシュで大変な悲劇が起こりまして、あれをクライシスと呼ぶのかテロリストのアタックと呼ぶのか色々と解釈はあるのですが、クライシスの場合、例えばスリランカの紛争調停というのを私自身やりまして、スリランカで何かしらの形で残っておりますし、コソボ、イラク、アフガニスタン等色々なところの調停をやっておりますが、ほとんどの場合、ある程度想定ができるんです。こういったことが起きたら嫌だな、こういうことが嫌だなということがだいたいありますので、それをひとつひとつ潰していけるように前もって準備はしていきますが、昨日のようなケースは、現地にJICAで技術者の専門家として行かれた方がレストランでご飯を食べていて、ドカンといったというほんとに卑劣な事件だったわけです。
あの場合もしひとつ、何かしら考えることができるなら「俺は日本人だ、撃たないでくれ」というのは自ら撃ってくれと言っているようなものですので、一番いいのは目立たないことです。(この続きは動画でご覧ください)

  • 島田 久仁彦

    株式会社KS International Strategies 代表取締役社長

    KS International Strategies 社のCEOを務める傍ら環境省参与およびSun Investment社のパートナーとしても活躍。気候変動交渉で政府代表団でリード交渉官を務め、数々の議題の交渉の議長および委員会の議長なども歴任。2010年10月に名古屋で開催された生物多様性COP10では、議長補佐を務め会合の成功に寄与した。気候変動には、1997年から関わっており、国際交渉において知らない人がいないと言われるほど名が知られている。環境・エネルギー問題にも精通し、国際的なオピニオンリーダーとして認識されている。UN時代には紛争調停をはじめ多岐 にわたる分野において調停を行い、数々の国際的な賞を授与されている。現在、海外メディアで国際情勢全般のコメンテーターを務めている。活動は外交、エネルギー、環境問題にとどまらず多岐にわたり、国内外の政府への助言をはじめ、多くの多国籍企業のアドバイザーを務める傍ら、スピーチやディベート、交渉術などのアドバイスを行い、国内外の大学院で交渉のインストラクターも務めている。
  • 田村 耕太郎

    ミルケンインスティテュート アジアフェロー/国立シンガポール大学リークワンユー公共政策大学院 兼任教授

    日本戦略支援機構代表理事。国立シンガポール大学リークワンユー公共政策大学院、エグゼクティブプログラム開発アソシエイト兼任教授。前参議院議員(二期)。第一次安倍政権で、第一次アベノミクスの司令塔である、内閣府大臣政務官(経済財政・金融・地方分権担当)をつとめる。元参議院国土交通委員長。前大阪日日新聞代表取締役社長。新日本海新聞社顧問、前大阪日日新聞社代表取締役。上海国際商工学院顧問、国立シンガポール大学リークワンユー公共政策大学院名誉顧問。エール大、ハーバード大、ランド研究所でも研究員をつとめた。早稲田大学、慶応義塾大学大学院(在学中にフランス高等経営大学院に単位交換留学)、デューク大学法律大学院、エール大学経済大学院を各修了。オックスフォード大学AMPおよび東京大学EMP修了。日本人政治家で初のハーバードビジネススクールのケースの主人公になる。

モデレーター

  • 安渕 聖司

    アクサ・ホールディングス・ジャパン株式会社 代表取締役社長兼CEO

    三菱商事、リップルウッド・ジャパン、UBS証券投資銀行本部を経て、2006年、GEに入社。GEキャピタル・ジャパン社長兼CEOを経て、2017年よりVisaの日本代表、2019年より、保険のグローバル・ブランドであるAXAに移り、アクサ・ホールディングス・ジャパン(株)およびアクサ生命保険(株)代表取締役社長兼CEOに就任。 著書『GE世界基準の仕事術』(新潮社, 2014)、『GEの口ぐせ』(PHP研究所, 2015) 経済同友会幹事。(一財)KIBOW評議員。学校法人至善館理事、(公財)茂木本家教育文化財団理事、(一社)ダイアローグ・ジャパン・ソサエティ理事、UWC-ISAKジャパン・ファウンダー。熱心な歌舞伎、文楽ファン。 早稲田大学政経学部卒、ハーバードビジネススクールMBA。

関連動画

学びを深くする

記事に関連する、一緒に学ぶべき動画学習コースをまとめました。

関連記事

合わせて読みたい

一緒に読みたい、関連するトピックをまとめました。

サブスクリプション

学ぶ習慣が、
あなたを強くする

スキマ時間を使った動画学習で、効率的に仕事スキルをアップデート。

17,800本以上の
ビジネス動画が見放題

7日間の無料体験へ もっと詳細を見る

※ 期間内に自動更新を停止いただければ
料金は一切かかりません

利用者の97%以上から
好評価をいただきました

スマホを眺める5分
学びの時間に。

まずは7日間無料
体験してみよう!!

7日間の無料体験へ もっと詳細を見る

※ 期間内に自動更新を停止いただければ
料金は一切かかりません

新着動画

10分以内の動画コース

再生回数の多い動画コース

コメントの多い動画コース