※この記事は、GLOBIS学び放題で配信中の『リーダーの挑戦』の中から、「能力開発」にまつわる一部の内容をご紹介するものです。
(肩書きは2022年4月4日撮影当時のもの)
問いを立てる力は幼少期に培われた
小林氏が最も大事にしている能力のひとつが「問いを立てる力」です。その原点は、幼少期の両親との会話にあります。
「親はあえて漢字をつけなかったんです。『自分の人生だから、自分で色をつけろ』と。さらに『どの国でも発音しやすい名前にした』と言われて。好きに自分で色を付けながら人生を歩んできたんですよね」
この環境が、小林氏に「自分で考え、自分で決める」習慣を根付かせました。
高校時代には自ら中退を選び、奨学金を得て海外留学へ。
新しい環境を求め、行動に移す決断力は、この頃から育まれていたのです。
金融の現場で叩き込まれたプロフェッショナリズム
モルガン・スタンレー時代、小林氏は社会人としての姿勢を徹底的に鍛えられました。
「できない理由じゃなくて、できる術を持ってこい──これは叩き込まれました。若くても責任ある仕事を任され、金融知識とプロフェッショナリズムを徹底的に学びました。」
財務諸表のをみ解き、キャッシュフロー管理、リスクマネジメントなど、後に教育機関を持続的に経営する上で欠かせないスキルは、この経験から得られたものです。
ビジネスパーソンにとっても、この「できる理由を探す姿勢」は普遍的な価値を持ちます。
ユニセフで生まれた「教育の両輪」発想
フィリピン駐在時、小林氏はストリートチルドレン支援に携わりながら、教育の限界にも直面しました。
「果たして貧困層への教育だけで社会は変わるのか──そう思うようになったんです。困っている子だけでなく、社会を変革できるリーダーを育てることも必要だと感じました」
この気づきが、後の「チェンジメーカー育成」という学校コンセプトに直結しました。
問いを立て、多様性を生かし、困難に挑む──この3つの力が、UWC ISAK ジャパンの教育の核となっています。
能力開発は「アップグレードの連続」
小林氏は、30代・40代と二度大学院に戻るなど、学び直しを続けてきました。
「自分が求められることを成し遂げようとすると、10年おきくらいにアップグレードが必要になるんです」
能力開発とは、一度身につけたスキルを磨き直し、環境や役割に応じて学び直し続けることです。
小林氏の歩みは、その重要性を雄弁に物語っています。

GLOBIS学び放題で配信中の『リーダーの挑戦』の中から、小林りん氏の「能力開発」にまつわる内容をご紹介しました。
『リーダーの挑戦』シリーズでは、グロービス経営大学院学長の堀義人が、日本を代表するリーダーに5つの質問(能力開発/挑戦/試練/仲間/志)を投げかけ、その人生哲学を解き明かします。続きはぜひGLOBIS学び放題でご覧ください。
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