あすか会議2012 グローバルリーダーを目指すには
パネリスト:
小林りん 公益財団法人軽井沢インターナショナルスクール設立準備財団 代表理事
田村耕太郎 ランド研究所 研究員、前参議院議員
水野弘道 コラーキャピタル (英国) パートナー
ファシリテーター:
田中慎一 フライシュマン・ヒラード・ジャパン株式会社 代表取締役社長
国内市場が縮小し、国境を越えた雇用や産業アウトソーシングが進む中、「グローバル人材」という言葉にますます注目が集まっている。世界のトップたちは何を見て、どのような教育を受け、自身の差別化を行なっているのか。ワクワクするビジネスのるつぼに飛び込み、創造と変革を実現するために、何を鍛える必要があるのだろうか。世界を舞台に活躍するパネリストたちが語る「グローバルで活躍するリーダーの要件」(文中敬称略。肩書は2012年7月8日登壇当時のもの)。
・自己理解、他人への共感、突破力・忍耐力がリーダーの要件(小林)(6:30)
・危機管理でリーダーに必要なのは即興性(田村)(9:00)
・リーダーになるというより、一流の投資家を目指してきた(水野)
・グローバル共通項でトップレベルになれ、日本の特殊性は言い訳にしかならない(水野)(17:30)
・これからのリーダーには、ダイバーシティ、リスク・テイキングと問題提起力が必須(小林)(20:30)
・グローバルリーダーは特に歴史をよく勉強してる(田村)(21:40)
・周りの空気は読んでも、断ちきるべきときには断ち切ること(田村)(24:30)
・歴史と宗教学――日本の教育に足りないもの(水野)(26:45)
・グローバルなリーダーは登場すると場のテンションが上がる、トップスピードになる(水野)(29:40)
・欧米のリーダーが好きなのはエドワード・ギボン、日本の経営者は司馬遼太郎(田村)(31:30)
・過去、現在、未来の時代認識と問題意識と自分の役割を知るのがリーダー(田中)(33:50)
・まず時代の流れを読み、自分の組織に伝えていくことが大事(水野)(38:00)
・ダボス会議の出席者の平均年齢は67歳。年齢で限界を設ける必要はない(田村)(44:15)
・好きなことが見つかれば、長期的な信念が持てる。見つからなくても落ち込まず、短期的な信念を持てばいい(水野)(47:00)
・長期的な信念を持つためには強烈な原体験が重要(小林)(49:15)
・全寮制大学は356日様々な人間とディスカッションしてリーダーシップを養う素晴らしい環境(田村)(52:00)
・与えられた仕事を120%やると都合のよい部下、150%やると他に才能があると思われ、時代や周りが導いてくれる(水野)(54:00)
【質疑応答】
・何かをする時、方法論よりも目的共有することが多いのは日本独自の状況か。日本国内で目的共有に苦労している点や解決法は?(59:20)
・小林さんのもう一つの原体験は?(1:11:15)
・調和的なリーダーシップはどういうものか?(1:11:50)(1:14:05)
・グローバル化において、日本人が捨てるべきものはあるか?(1:12:40)
・インド人のような「95%自分が話す」を実践する必要性は?(1:13:00)
・多様性と自分のポリシーをいかにバランスとるか?(1:15:05)