あすか会議2012
日本人にとっての真のグローバル化
今の日本企業がグローバル化に向けて加速する必要があることは、論を待たない。その際にはトップの決断も重要であろうが、実際に現場でかじ取りする現場のリーダーの行動様式も、同様に重要であると考える。このようなテーマに関して、先進国のみならず新興国相手に企業のグローバル化を推進してきた現場のリーダーを、学生の人脈から3名お招きした。現場の最新状況を伺い、リーダーが直面する困難やそれに対してどう立ち向かうべきか等をあぶり出していく。
パネリスト:
青木麗子氏 株式会社DLC日中ビジネスコンサルティング 代表取締役社長
清水昇氏 クインタイルズ・トランスナショナル・ジャパン株式会社 代表取締役社長
水野達男氏 住友化学株式会社 ベクターコントロール事業部長
ファシリテーター:
荒木博行 グロービス経営大学院 教員
みどころ:
■中国の状況
・日本人が持つ、中国に対する二重の認識(18:55)
・中国のターニングポイントは1949年(20:03)
・鄧小平の言葉――「白い猫でも、黒い猫でも、鼠を捕るのが良い猫だ」(21:55)
・日本企業の中国進出をコンサルティングする際に気をつけている事(24:36)
■アフリカの状況
・アフリカの産業立国としての可能性(32:14)
・アフリカ進出における3つのリスク(34:03)
■日本企業と海外企業のスピード感の差について
・スピードが遅い=お手本がある、というメリットもある(38:52)
・「折り合い」をつけることの重要性(42:47)
・新興国ビジネスは、日本の尺度では対応しきれない(46:41)
■現地・本社間の信頼関係について
・大きな歯車と小さな歯車のイメージで捉える(51:14)
・数字を出すことで信頼を勝ち得る(52:59)
・現地の言葉でコミュニケーションをとる(56:05)
・現場の人を主役にできるかどうか(59:15)
■質疑応答
・日本企業グローバル化のポイントは?(1:01:20)
・中国ではどういう業界・企業が成功する?(1:03:38)
・アフリカの人々が抱く、日本へのイメージは?(1:06:55)
・グローバル人材になる上で英語力以外で必要な力は?(1:10:08)