世界の経済成長と立役者として影響力が高まる中国に対し、日本は現在政治、経済面で世界においてどのようなポジションを構築すべきかを模索している。しかしながら両国は、これまで多くの著名な政治リーダーを輩出してきた中国、世界規模の数多くの優良企業を生み出してきた日本として、今後のアジア、そして世界を牽引する重要な役割を担っている。急速に変化する環境においては、どのようなリーダーが指揮をとって未来を創っていくかは重要なテーマとなる。中国、日本のメディアを通じて、多くの問題提起、発信をしている加藤嘉一氏とグロービス代表の堀義人との上海でのスピーチおよび対談を4回連載。Part1では加藤嘉一氏のスピーチを収録(肩書は2012年5月24日登壇当時のもの。視聴時間:20分58秒)。
スピーカー
加藤嘉一
英フィナンシャルタイムズ中国語版コラムニスト
北京大学研究員
慶応義塾大学SFC研究所上席所員
・中国歴史上、能力さえあれば埋もれることはない(3:00)
・中国は競争社会、格差は当然であり悪いものとは限らない(5:30)
・日本では嫌われがちなロシアのプーチン氏が中国では好かれる(6:00)
・スティーブ・ジョブズのような変人もまた生まれにくいのが中国(10:20)
・最近は個人的な力よりむしろ、集団の力で変革を図る風潮に(14:00)
・大学教育では暗記重視で、有能なリーダーが生まれにくい(14:50)
・中国では、孫正義氏タイプのリーダーが増える(16:00)
・中国の政治改革が進んで制度環境が整えば、リーダー育成も可能に(19:00)