生きることの意味を求め20歳代で中東紛争地域に飛び込んで以後、まさに命懸けで人道支援活動を続けてきた大西健丞氏。世界の紛争地域における日本の民間組織の活動を支援する目的でジャパン・プラットフォームを設立。その後、政府・民間を調整する災害支援組織としてCivicForceを設立、国内外の紛争地域・被災地の第一線で人命救助・物資配布に奔走する。常に極限状態の中で大西氏を献身的な活動に向かわせるものは何なのか。ODA大国日本の民間組織が、世界で果たすべき役割は何か。自らの原点、常に危険と隣り合わせでありつづけたその歩みを振り返りながら、大西氏が日本の紛争・災害地支援の現状と課題、民間組織と政府協働の可能性を語った(文中敬称略、肩書は2012年3月22日登壇当時のもの)。
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・残念ながら頓挫した民間のリソースで緊急事態対応する「新しい公共」の試み(0:00)
・今回の震災は最初の3日、生存者が死体より少なく、慣れている自分でも辛かった(6:00)
・物流が途絶え、ほとんどの避難所ではじめは一日一食(7:30)
・一日一食は、朝から晩まで遺体捜索の自衛隊員も(8:30)
・宮崎駿氏の協力で、封切前の映画を避難所で試写会実施(10:00)
・国は大規模災害対策を本当の意味ではしていなかった(11:30)
・CivicForceは自然災害での即応体制をアジア各国へ(12:50)
・瀬戸内海プラットフォームをつくり、地域開発(17:38)
・難民を受け入れ、農業支援(21:25)