国内市場の縮小、歴史的な円高が続く日本の製造業にとってまさに逆境下の昨今、2010年度に過去最高益を達成した富士重工業。選択と集中を徹底した海外戦略、軽自動車からの撤退など大きな施策を打ち出し、企業の体質改善と変革を推し進めてきた同社の森郁夫会長が披露する、スバルが独自のユニークさを保ち市場の中で輝く戦略と強さ、また企業が独自の個性を失わず輝くために経営者が持つべく哲学とは。後編は堀義人との対談、会場との質疑応答を収録する(視聴時間:43分23秒。肩書は2011年12月2日登壇当時のもの)。
対談/質疑応答
森郁夫富士重工業株式会社代表取締役会長
堀義人グロービス経営大学院学長/グロービス・キャピタル・パートナーズ代表パートナー
・数々のアライアンスを通して学んだことは
・軽自動車を撤退すると決意したとき、どのように周りを説得したのか
・生産面での世界戦略をどう考えているか
・当たり前のことをやり抜く徹底力を養うための、人材育成、組織力開発方法は
・将来経営者になるための日々の姿勢、仕事への取り組み方
・方向性を打ち出し、社員のベクトルを合わせるうえでどのような取り組みを行ったのか?
・森さん自身が工場勤務から営業に変わり、環境や視点が大きく変わった時、どのようなことに気を付けていたのか?
・ハイブリットカーや電気自動車の時代に、「止まる車」と開発しようと思ったいきさつは?
・変革に当たって打ち出した人事戦略、および既存メンバーを変えていくための配慮は?
・従業員とのコミュニケーションにおいて気をつけていた点は?
・疲れている時、イライラする時に気持ちをリセットする方法は?
・どんな若者に、スバルの車に乗ってもらいたいのか?
・スバルの人材の最大の強みは?
・リーマンショックの際もレイオフせず、従業員のモチベーションを保った秘訣は?
・仕事上大切にしている3つのモットー(Fact,Communication,Respect)は過去の経験から培われたものなのか?
・日頃、どれくらい先のことまで見据えて意思決定しているのか?