国内市場の縮小、歴史的な円高が続く日本の製造業にとってまさに逆境下の昨今、2010年度に過去最高益を達成した富士重工業。選択と集中を徹底した海外戦略、軽自動車からの撤退など大きな施策を打ち出し、企業の体質改善と変革を推し進めてきた同社の森郁夫会長が披露する、スバルが独自のユニークさを保ち市場の中で輝く戦略、また企業が独自の個性を失わず輝くために経営者が持つべく哲学とは。前編は森氏の講演を収録(視聴時間:1時間03分49秒。肩書は2011年12月2日登壇当時のもの)。
・小さい会社ならではの戦略、横綱相撲はとらない
・スバルらしさを際立たせるためのアライアンスを選ぶ
・つくり手思考の会社から、お客様第一へ
・「高付加価値路線」と「選択と集中」へ焦点
・強いところに徹底的にリソースを使い、弱いところは無理しない
・大切なのは、方向性を打ち出し、従業員全員のベクトルを合わせること
・仕事上大切にしているFact,Communication,Respect
・運がいいこと、常にネアカに物事を考えることが大切
・日本の経営者に欠ける3つのこと
・落としどころを考えながら議論する