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地政学の焦点は南へ?グローバルサウスの影響力と日本の選択【大西健丞×四方敬之×神保謙×本田桂子】

投稿日:2025/07/02タイマーのアイコン 読了時間 59分31秒

地政学の重心がグローバルサウスへと移行し、国際秩序に大きな転換が起きています。
外交、安全保障、人道支援、環境エネルギー、高等教育といった多分野で、グローバルサウスの存在感が高まり、日本の対応が注目されています。
新興国の台頭、国際ルールの再構築、現場の課題と可能性を通じて、日本が取るべき戦略や役割について具体的に解説します。

G1サミット2025 第10部 分科会【政治】
「グローバルサウスとどう向き合うか 〜 分断・混沌は今後どう進み、日本は、我々は、何をすべきか〜」大西健丞×四方敬之×神保謙×本田桂子
(2025年2月24日開催/沖縄県万国津梁館)

近年、ますますその存在感を増しているグローバルサウス。ロシアによるウクライナ侵攻や米中対立などで世界が分断に向かう中、グローバルサウス諸国は独自の立場を強める。国際社会においてグローバルサウスの役割と影響力が増す中で、日本はどのように彼らと関係を築いていくべきか。分断と混沌が進む世界で、日本が取るべき戦略を議論する。(肩書きは登壇当時のもの)

※タイムスタンプは生成AIで作成しているため、一部誤りがある可能性があります。あらかじめご了承ください。

00:01 G1サミットにおけるグローバルサウス

G7とグローバルサウスの関係課題を提示。

01:10 グローバルサウスの3つの定義

新興国の台頭、欧米中心への対抗、ルール形成の不確実性で定義する。

05:41 日本とグローバルサウスの向き合い方:マレーシアの事例

マレーシアの発展と日本の関わり方をルックイースト政策と共に解説。

10:40 NPOから見たグローバルサウスと人道支援の現場

支援現場の実態や政府・国際機関との連携、直面する課題を語る。

17:15 グローバルサウスの戦略的自立性と日本の外交

外交自立を進める南側諸国と日本のインド太平洋戦略の応用を提言。

22:35 日本が貢献できる分野:環境エネルギーと食料安全保障

ASEANの懸念に対し、GXやスマート農業での貢献可能性を示す。

25:54 高等教育における国際競争と日本の大学

教育ハブを目指すマレーシアと比較し、日本の大学戦略を考察。

29:34 南太平洋の地政学的重要性とアメリカの関与

USAID縮小と中国進出に対する日米豪の戦略的対応を解説。

38:23 Q&A①:人口動態・経済援助・文化

人口・援助・文化影響に関する質問に専門家が答える。

50:25 Q&A②:日本の魅力と世界の多様性

海外からの好感理由と多様性の中での日本の外交姿勢を議論。

57:37 専門家3名による最終提言

日本の可能性、国際連携、次世代視点の重要性を提言。

  • 大西 健丞

    特定非営利活動法人ピース ウィンズ・ジャパン 代表理事 兼 統括責任者(CEO) 経済同友会副代表幹事

    一般社団法人「アジアパシフィックアライアンス」CEO

    1967 年大阪府生まれ。上智大を卒業後、英国ブラッドフォード大学の大学院で紛争解決や人道介入を学ぶ。大阪大学人間科学研究科博士課程修了。1996 年にピースウィンズ・ジャパンを設立。イラク、アフガニスタン、ウクライナなど世界 38 カ国での人道支援を指揮してきた。
    2000 年に NGO、経済界、政府の連携による国際人道支援組織ジャパン・プラットフォームの設立に参画。2012 年には、アジア太平洋地域の相互協力による災害対応を目的とした Asia Pacific Alliance for Disaster Management を設立した。
    近年は、ピースウィンズが本部を置く広島県神石高原町を拠点に、国内の山間部や島しょ部などの地域振興、動物福祉などの活動にも力を入れている。また、医療を軸とした災害時の緊急支援を強化するため、2019 年に「空飛ぶ捜索医療団(ARROWS)」プロジェクトを立ち上げた。経済同友会副代表幹事。
    著書に「NGO、常在戦場」(徳間書店)、「世界が、それを許さない。」(岩波書店)「緊急人道支援の世紀―紛争・災害・危機への新たな対応」(ナカニシヤ出版)

  • 四方 敬之

    外務省 駐マレーシア特命全権大使

    1986年外務省入省後,1989-91年 在米国日本大使館(プレス担当),1999-2002年 OECD日本政府代表部(エネルギー・規制改革担当),2004-06年 北米局日米地位協定室長,2006-07年 国際報道官,2007-09年 北米局北米第二課長,2009-10年 国際法局経済条約課長,2010-12年 内閣副広報官・官邸国際広報室長,2012-14年 在英国日本大使館政務担当公使,2014-16年 大臣官房人事課長,2016-17年 アジア大洋州局参事官, 2017-19年 在中国日本大使館首席公使,特命全権公使,2019-20年  在米国日本大使館公使(ハーバード大学国際問題研究所客員研究員)2020-21年 外務省経済局長,2021-24年 内閣広報官等を歴任。京都大学法学部卒,ハーバード大学ケネディ行政大学院修士(MPP)。Public Affairs Asiaの「The Gold Standard Award for Political Communications 2011」受賞。2016-17年 京都大学公共政策大学院客員教授(国際政治と日本外交)。

  • 神保 謙

    慶應義塾大学 教授 キヤノングローバル戦略研究所 主任研究員

    慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科後期博士課程修了(政策・メディア博士)。専門は国際政治学、安全保障論、アジア太平洋の安全保障、日本の外交・防衛政策。
    タマサート大学(タイ)で客員教授、國立政治大学(台湾)で客員准教授、南洋工科大学ラジャラトナム国際研究院(シンガポール)客員研究員を歴任。政府関係の役職として、防衛省参与(2020)、国家安全保障局顧問(2018-2020)、外務省政策評価アドバイザリーグループ委員などを歴任。
    主な著書に『検証安倍政権:保守とリアリズムの政治』(共著、中央公論新社、2022)、『現代日本の地政学』(共著、中央公論新社、2017)、『民主党政権:失敗の研究』(共著、中央公論新社、2013)、『アジア太平洋の安全保障アーキテクチャ:地域安全保障の三層構造』(編著、日本評論社、2011年)、『学としての国際政治』(共著、有斐閣、2009年)、The New US Strategy towards Asia: Adapting to the American Pivot (共著、London: Routledge, 2015)、China's Power and Asian Security (共著、London: Routledge, 2014)など多数。

モデレーター

  • 本田 桂子

    早稲田大学 教授

    三菱UFJファイナンシャルグループ・リクルートホールディングス・AGC取締役。
    コロンビア大学 客員教授、世界銀行グループ MIGA長官CEO、マッキンゼー・アンド・カンパニーのシニア・パートナー、コロンビア大学 Adjunct Senior Research Scholarを経て現職。一橋大学大学院客員助教授、早稲田大学大学院特任教授もつとめた。ペンシルベニア大学経営学大学院(ウォートン・スクール)修士課程(MBA)修了。

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