キャンペーン終了まで

割引情報をチェック!

34万人の不登校問題と地方から始める教育構造の抜本的改革【伊原木隆太×白井智子×成田修造×林隼人×高濱正伸】

投稿日:2025/12/22タイマーのアイコン 読了時間 49分9秒

小中学生の不登校が過去最多の34万人を超える中、これを単なる教育問題ではなく社会全体の構造的課題として捉え、地方から実現可能な新しい教育モデルを議論します。多様な学びの在り方を追求するフロントランナーたちが、不登校の実態分析から「誰一人取り残さない社会」のための具体的なアクションまでを提言するセッションです。

G1九州2025 第2部分科会(政治)
「小中学生34万人が不登校という実態分析と対策モデルを地方の視点から考える」伊原木隆太×白井智子×成田修造×林隼人×高濱正伸

(2025年9月14日/ANAクラウンプラザホテル熊本ニュースカイ)

過去最多の34万人強に至っている小中学生の不登校問題は、社会全体で向き合うべき構造的な課題だ。子どもたちが自分らしく学べる環境をどう社会に用意するか。地方の教育の現場では、どのようなアプローチが可能なのか。多様な学びの在り方を提示する教育改革の旗手達が、この事態の背景に向き合い、誰一人取り残さない社会を実現するための具体的なアクションを議論する。(肩書きは登壇当時のもの)

※タイムスタンプは生成AIで作成しているため、一部誤りがある可能性があります。あらかじめご了承ください。

00:00 不登校児童生徒35万人超の現状と背景

不登校者数が急増し小中学生だけで35万人に達している危機的な現状と既存教育システムの限界を概説

01:09 積極的不登校の増加と教育価値の変容

情報リテラシーの高い層が学校教育の必要性に疑問を持ち自ら通わない選択をする背景を分析

02:20 1999年沖縄におけるフリースクールの黎明期

制度や理解が皆無だった時代に立ち上がったフリースクールの歴史と当時の社会的逆風を回顧

04:21 岡山県における不登校対策スタンダードの策定

非行率改善の知見を活かし不登校を7段階に分類して体系的な支援を試みた自治体の先進事例

06:58 教職員の労働環境悪化と教育現場の質的低下

教員の求人倍率低下と過酷な労働実態が招く公教育の価値低下と民間参入の必要性を指摘

08:49 通信制高校をベースとした次世代型教育モデル

民間企業がカリキュラムを提供し自由度の高い学びを実現する新しい通信制高校の仕組みを解説

11:02 小学生対象フリースクールにおける支援の実践

東京都の助成金を活用し基礎学力と体験学習を両立させる小学校低学年層への教育アプローチ

14:47 心理的安全性を担保する環境構築と集団の力

特性を持つ子供たちが互いを認め合うことで「変」が「普通」になる集団心理の活用法

16:15 先進国における教育選択の自由と予算措置の課題

日本における初等教育の選択肢不足とフリースクール利用への公的予算付与の必要性を提言

20:17 ティーチングからコーチングへの役割転換

一方的に教えるのではなく対話を通じて子供の意欲を引き出す伴走型支援の重要性を強調

25:53 愛着形成と自己肯定感を高める対話の技術

教科学習以前に不可欠な無条件の肯定と話を聴き切ることで構築される信頼関係の効果

28:55 スマートフォン利用時間と学力の相関関係

デジタルデバイス利用が脳機能や学習進度に与える影響と家庭内でのコントロールの重要性

33:56 学校経営におけるマネジメント層の刷新と開放

硬直化した公教育を変えるために民間出身者や外部知見を取り入れた学校運営の必要性を議論

37:50 2030年に向けた大学入試改革と評価軸の変容

ペーパーテスト偏重からユニークな活動実績を重視する評価体系への移行と教育の未来像

41:37 保護者への伴走支援と家庭外セーフティネット

孤立する保護者へのマインドセット改善支援と家庭のみに責任を負わせない地域社会の役割

  • 伊原木 隆太

    岡山県知事

    1990年3月東京大学工学部精密機械工学科を卒業。
    3年間のモニターカンパニー(外資系経営コンサルティング会社、本社ボストン)東京オフィス勤務を経て、1995年6月スタンフォード・ビジネススクール経営大学院を修了し、MBA(経営学修士)を取得。その後、1996年4月までル・コルドン・ブルー(パリ本校)にてフランス料理を修業。1998年5月、株式会社天満屋(岡山市)代表取締役社長に就任。2012年10月の岡山県知事選に初当選、現在4期目。
    2022年に地元で開催されたマラソン大会で制限時間6時間のところ、5時間55分8秒でフルマラソンを初完走。

  • 白井 智子

    株式会社こども政策シンクタンク 代表取締役

    1972年千葉県生まれ、4~8歳を豪・シドニーで過ごす。1995年東京大学法学部卒業後、松下政経塾に入塾。1999年沖縄にフリースクールを立ち上げ、校長をつとめる。2003年大阪府池田市教育委員会から委託を受け、不登校・ひきこもり・発達障がい等課題を抱える子どものための全国初の公設民営のフリースクールを設立。その後も大阪府、福島県を中心に、学校の枠に縛られない子どもファーストの居場所や学びの場を開設、運営。
    現在はこども政策シンクタンク代表、ピースウィンズStudy in Americaプロジェクトディレクター、内閣府や文科省等の有識者会議委員、TBSひるおびコメンテーターなどをつとめる。
    日経ビジネス「次代を創る100人」AERA「日本を突破する100人」Forbes「日本のルールメーカー30人」等に選出。二男一女の母。

  • 成田 修造

    株式会社MW 代表取締役CEO HR高等学院 共同設立者

    連続起業家、エンジェル投資家
    慶應義塾大学経済学部在学中よりアスタミューゼ株式会社に正社員として参画。その後、株式会社アトコレを設立し、代表取締役社長に就任。在学中の2012年に株式会社クラウドワークスに参画、執行役員に就任。2014年には取締役COOとなり、2014年12月に創業3年で東証グロース市場への上場を果たす。上場後は同取締役副社長COOとして全事業の統括を行う。2020年10月からは同取締役 兼 CINOとなり、2022年12月に取締役を退任。2024年に株式会社MWを設立し代表取締役CEOに就任。AIロボット搭載型の次世代住宅の開発を行う。

  • 林 隼人

    花まるエレメンタリースクール 校長

    花まるエレメンタリースクール校長でファッションブランド代表。
    10代で渡米し異文化に影響を受ける。中学英語教諭を経て、英語×スポーツのスクールを首都圏約40校展開。2022年に開校した花まるエレメンタリースクール(花メン)は4年目でフリースクールでは東京都最多の生徒を抱え、新たな学校の在り方を作っている。ほぼ全員が不登校等の経験者として毎日通ってることは異例の実践であり、革新的な教育実践も評価され、都知事や政界関係者も視察に訪れている。
    学校の様子はこちら→ https://www.instagram.com/hanamentary/

モデレーター

  • 高濱 正伸

    株式会社こうゆう 花まる学習会 代表取締役

    「この国は自立できない大人を量産している」という問題意識から、1993年「メシが食える大人に育てる」という理念のもと、小学生(現在は4歳児~中学生)対象に花まる学習会を設立。「思考力育成」「野外体験」「親を変える」を三本柱にチラシなし口コミのみで広がり、当初20名だった会員数は、現在約20,000名。
    特別支援や引きこもりの相談なども一貫して受け続け、2022年から始まった「花まるエレメンタリースクール(吉祥寺)」は、症状名を抱えた長期を含む不登校の子たちが全員毎日通う結果となり注目されている。
    多くの自治体で公教育支援を続けていて、2015年4月には、佐賀県武雄市で官民一体型公立小学校「武雄花まる学園」開始。市内全11校に広がる。
    著者多数。
    日本棋院顧問。
    環太平洋大学客員教授。
    武蔵野美術大学客員教授。

関連動画

学びを深くする

記事に関連する、一緒に学ぶべき動画学習コースをまとめました。

関連記事

合わせて読みたい

一緒に読みたい、関連するトピックをまとめました。

サブスクリプション

学ぶ習慣が、
あなたを強くする

スキマ時間を使った動画学習で、効率的に仕事スキルをアップデート。

17,800本以上の
ビジネス動画が見放題

7日間の無料体験へ もっと詳細を見る

※ 期間内に自動更新を停止いただければ
料金は一切かかりません

利用者の97%以上から
好評価をいただきました

スマホを眺める5分
学びの時間に。

まずは7日間無料
体験してみよう!!

7日間の無料体験へ もっと詳細を見る

※ 期間内に自動更新を停止いただければ
料金は一切かかりません

メールマガジン

受け取る情報で
周りと差をつける

おすすめや無料配信中の学習動画や記事、お得なキャンペーン情報など定期的に配信しています。

すでにGLOBIS学び放題へご登録済みの方は、別のメールアドレスをご入力ください。
プライバシーポリシーはこちら

トピックス

記事・動画の注目タグ

新着記事・動画

メールマガジン

すでにGLOBIS学び放題へご登録済みの方は、別のメールアドレスをご入力ください。
プライバシーポリシーはこちら