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水野学・田川欣哉が語る「センスを磨くためにはどうすればよいか?」

投稿日:2018/10/24更新日:2019/04/09

あすか会議2018「競争優位を生み出すデザイン×クリエイティビティ」ダイジェスト版
(肩書は2018年7月7日登壇当時のもの)

<動画の全文書き起こし>

水野氏:「女性誌」って月に何誌くらい読みますか?

参加者:女性誌は読まないです。

水野氏:僕は女性誌、10~20誌は絶対目を通しているんです。男性誌はもちろん当たり前だし、『鉄道ファン』とか『航空ファン』とか『月刊盆栽』みたいな本とか。建築関係も見たりするし、雑誌だけでも50、60、100誌くらい見るので。もちろんそれは眺める程度ですけど。でも、やっぱり見てるのですよね。今月の『VERY』も面白かったですし。まずは「センスがない」っていうのは「(センスは)超能力じゃない」というところから、「(センスは)努力である」というところからマインドセットを変えていく必要がある。

田川氏:やっぱり「嫌いなものは好きになれない」というのは本当にその通りで。ただ、みんなここにいる人たちもそうだと思うのですけど「自分の好き嫌い」って案外、把握していないのですよね。だから今の水野さん方式で、ちょっとオススメで、デザイナーのプロがよくやっているのが、「雑誌とかを見ている時に、自分が気に入ったものに付箋を貼っていく」こと。それで、何を自分がピックアップしたのかとをたまに振り返る。それをプロに見てもらった時に「何でこれを選んだの?」みたいな話をする。デザイナーとの会話リテラシーってほとんどそれかなと思ってて。デザイナーの側からすると、好き嫌いがはっきりしている人とは仕事がすごくしやすい。これは良いとか悪いとか言ってくれるから。デザイナーは引き出しが多いので結構当てていける。遠山さんとかめちゃくちゃはっきりしているから、「森岡書店」とかも迷わないのだけど。これでも良いかな、あれでも良いかなと言うと、ジャッジが微妙にずれてくる。ブランディングは面で見せていくので。だからデザイン誌とかを見て、自分の好きに付箋を貼っていくことからスタートしてもいいかもしれない。

動画のフルバージョンはこちら

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