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【田川欣哉】「ここにビジネスチャンスがありそう」はほとんどが嘘っぱち!I(個別性)とWe(普遍性)を見通せる力がリーダーには必要

投稿日:2018/10/17更新日:2019/04/09

あすか会議2018「競争優位を生み出すデザイン×クリエイティビティ」ダイジェスト版(肩書は2018年7月7日登壇当時のもの)

<動画の全文書き起こし>

「I」と「We」の話をよくするのですよ。「I」対「We」は、「マス」対「個人」みたいな話でもあるし、「I」と「We」のミシン目をどこで引くかのバランスで会社のキャラクターもできる。

結構思うところがあって、メルカリみたいな「We」の母数が大きい企業でも、山田氏(メルカリ会長)や小泉氏(メルカリ社長)と話をしていると「幼稚園から帰ってくる息子とお母さんがドングリを拾って、そのドングリに目と鼻を書いたら30円で売れてんだよ。そんなマーケットって無かったわけじゃん」というようなことを語るのですよね。

スタートアップをやる時も、「ここにビジネスチャンスがありそうだぜ」みたいなのはほとんど嘘っぱちじゃないですか。フィクションですよね。だから「それはフィクションかもしれない」って疑うことから始めるべき。「じゃあ、アイデア出そうぜ!何とかの、何とかの、こんなのがあるかもしれない!(ポストイットをペタ)」みたいなのは、1万年やったとしてもハズレしかなくて。

だからポイントは、「I」を「北海道のおばあちゃんが~だから」のように具体化して、それを起点にする。だけど、それが大きな意味で、地球上では結構いるかもしれない、という「個別性」と「普遍性」の間をビジネスセンスで見通せるようなタイプの人が経営者向き。

 

動画のフルバージョンはこちら

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  • 田川 欣哉

    Takram Japan株式会社 代表取締役/ロイヤル・カレッジ・オブ・アート 名誉フェロー

    デザインを駆使したイノベーションやブランディングを多く手掛けるTakramを代表として率いる。経済産業省・特許庁の「デザイン経営」宣言の作成にコアメンバーとして関わった。グッドデザイン金賞、 iF Design Award、ニューヨーク近代美術館パーマネントコレクション、未踏ソフトウェア創造事業スーパークリエータ認定など受賞多数。東京大学工学部卒業。英国ロイヤル・カレッジ・オブ・アート修士課程修了。2015年から2018年まで英国ロイヤル・カレッジ・オブ・アート客員教授を務め、2018年に同校から名誉フェローを授与された。日本デザイン振興会理事、東京大学総長室アドバイザーなどを務める。

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