危機感から「GLOBIS 学び放題」で学習を始めた横田李沙さんは、「グロービス経営大学院ナノ単科」にステップを進めます。ナノ単科の最大のメリットとは何だったのでしょうか。メーカーにて貿易・購買事務の仕事をしながら、現在はグロービス経営大学院の単科生として学ぶ横田李沙さんに話を伺いました。(聞き手=知見録編集部吉峰史佳)(「GLOBIS学び放題」のインタビューはこちら)
現場の悩み解決のため、次のステップへ
―2020年にGLOBIS 学び放題(以下、グロ放題)を始められて、2021年10月期からグロービス経営大学院ナノ単科(以下、ナノ単科)に進学されています。ここでもっと学ぼうと思われたのはなぜでしょうか。
横田李沙さん(以下横田):ナノ単科開講のお知らせを受け取った頃、中途採用の方を教える機会がありました。業務内容はOJTで教えていくのですが、中途の方は初めてだったので不安でした。先にお話しした上司は、優秀なトップダウン型。私はそうではありません。「私らしいリーダーシップって?」とモヤモヤしていた時期でした。受講料4万円に少し気後れしましたが、この悩みを解決したくて申込締め切りの1日前に滑り込みました。
―具体的な悩みがあって、申し込まれたのですね。受けてみて、解決しましたか。
ナノ単科 6週間のスケジュール
横田:ナノ単科では、ライブ授業中、講師にオンラインで質問できますし、グループワークの仲間と実務との結びつきについて相談ができたのが役に立ちました。経営者や管理職の方などもいたので、「中途の方と新卒の方の褒め方は違うよね」「こういう言い方をしてみては?」など、かなり具体的なアドバイスをもらえ、現場で実践してみると成功した場面もありました。社外の方たちの多様な視点を得られるのも有難かったですね。
―グロ放題との違いというとどんなところでしょうか。
横田:グロ放題ですとリーダーシップの型を知識として知ることができますが、ナノ単科ですと、そのうち自分はどの型に当てはまるのかがわかります。より実践的に一段深まったかなと思います。
振り返り投稿(受講後にクラスの学びを自分の仕事に引き寄せて学びを言語化して投稿するもの)もグロ放題のときは、「○○という理論を、仕事でこういう風に使ってみたい」と今思えば少しぼやけていたのですが、ナノ単科では、より具体的な行動まで踏み込んで書けたかなと思います。先生にもよく「真面目な雑談」をしてくださいと言われたのですが、人と話すことで具体的なアクションが固まったりしたので、「反応を返してくれる人がいるって、すごくいいな」と思いました。
とはいえ、グロ放題でフレームワーク等をインプットしてあるので、ナノ単科でも、今通っている単科でも、予習も講義も入ってきやすい。すごくスムーズに感じるので、グロ放題で学んだことは継続して役に立っています。
―慣れていないと用語を使いこなすのに時間がかかります。そこが既に入っているのはアドバンテージですよね。ナノ単科のときは、勉強時間はどのように取っていましたか?
横田:定期的に勉強会がスケジュールされているので、それをペースメーカーにして予習をしたり、振り返り投稿をしたりしていました。グロ放題の時と同じく動画は通勤時間中に見ていましたが、パソコンでやりたい課題などがあるので、「この6週間は頑張る」と決めて、平日の20:30以降は絶対に何かやる、というスケジュールにしていました。
―横田さんは、ナノ単科から単科に進学されましたが、そこは迷わずに進まれたのでしょうか。
横田:いいえ、そうではないんです。ナノ単科は6週間(1.5ヵ月)ですが、単科は3ヵ月。そんなに長く続けられるかな、と不安でした。それに、次回開講は2022年1月スタート期で、年末年始でバタつくし、年度末で会社も繁忙期だからと一回は見送りました。
でも、勉強の習慣って途切れると立て直すのに大変ですよね。1月に「とりあえず話だけ聴いておこう」と参加したグロービス経営大学院のオンライン説明会をキッカケに思い直して、「ここで辞めたら自分を変えられない、元に戻ってしまう」と4月期「クリティカル・シンキング」の単科申し込みを決めました。
次回、迷いながらも申し込んだグロービス経営大学院の単科受講についてお伺いします。
ナノ単科をチェック!