グロービスセミナー
大企業のオープン・イノベーションとベンチャー連携
大企業が持続的成長のためにベンチャー企業と連携し、新しいサービス開発等を手掛けようとする潮流が強まっている。しかし、大企業とベンチャー企業では意思決定のスピード感が全く違うことや、ベンチャー企業は結果が出るまでに時間がかかるなど、違いをしっかりと認識した上で、なんのために大企業はベンチャー企業と連携したいのかを考えなければ成功には繋がらない。ベンチャー企業と連携した事業開発を担当しているKDDI江幡氏を招き、オープン・イノベーションのベストプラクティスを聞く。(肩書きは2017年2月13日登壇当時のもの)
<動画冒頭をテキストでご紹介>
江幡氏: KDDIの江幡と申します。1時間半くらいですが、最初ちょこっとお話させていただいて、その後、皆さんと色々と意見交換もできればと思います。
お昼の時間ですが頭を柔らかくしていただければと思います。私の自己紹介でございます。
井上さんからもご紹介がありましたが、KDDIで外部のパートナーの方々と一緒に、新しいビジネスを作るというところを主眼においてビジネスをやっております。
私自身は93年にDDIに入りました。バブル崩壊後ぐらいですね。実は就職難という感じは全然なくて、自身もじゃあ通信というところにこだわりを持っていたかというと、そこまでは正直なかったです。ただ、これからくるだろうという移動体通信にだけは興味を持っていたので、入社の時からそこに携わりたいという意思だけは伝えて、そこからやってきています。
とはいえ、7~8年通信の仕事をやったあと、2000年には皆さんも覚えてらっしゃると思いますが、ドコモさんのiモードや、うちの場合ですとEzwebというモバイルインターネットの時代が始まり、その時代からは実際には通信外の事業に注視しています。(この続きは動画でご覧ください)