【特別セミナー】グロービス×NewsPicks
未来を創る羅針盤~入社10年目までに考えるべきキャリアのこと~
「充実したキャリアを歩んでいる方々は、悩みや不安をどのように克服し、何を拠り所にして、これまで歩んできたのか?」NewsPicksのプロピッカーで、横浜DeNAベイスターズ代表取締役社長を10月16日に退任したばかりの池田純氏、31歳で「起業」というキャリアを選択し今も経営者としてご活躍する淺場理早子氏をお招きし、現在に至るまでのキャリアの軌跡などを聞く(肩書きは2016年11月17日登壇当時のもの)。
<動画冒頭をテキストでご紹介>
池田氏: 3週間くらい前までは「池田純」の上に会社名も付けることができたのですが、今は離れまして、無職の状態なので個人名で書かせていただいています。先ほど紹介にあったのとは若干テーマが異なるのですが、「自分にしかできないことをする」というのはあくまで大きな括りの中での1つのテーマでしかなくて、今日は主催の方々から私の半生を語れということでしたので、30分間、どんな経歴を歩んできたかを語らせていただきます。
一番伝えたいのは、ここにいらっしゃる皆さんは組織に属している方が多いと思うのですが、どういう意識が今の世の中に欠けていて、どういう意識でやっていけば組織の中でも成功するかということです。逆に、組織を抜けた時、組織がなくなった時、自分でコントロールできない中で組織が変わったりなくなることもたくさん起こると思うので、組織にしがみついていたらお先真っ暗な世の中が来てしまうかもしれません。そういう時に、私はこういう生き方をしてきた中で、組織にはしがみつかずやって来たということを、少しでもお伝えできればと思います。
まず、今年どのような結果を出して、このようにお話する立場をいただいたか、簡単に説明させていただきます。
ベイスターズは5年前、年間の観客動員数が110万人に満たない状態でした。私は2012年から経営者になりましたが、DeNAがベイスターズの経営を開始してからどんどんお客さんが増えて、今年で194万人まできました。キャパシティが2万9千人もいかない球場で、全部で72試合なので、今は96%くらいの稼働率、ホテルだったらお断りをしなくてはいけないほぼマックスの状態になっています。
その伸びも5年間の中では76%で、野球界で一番伸びています。上の方にまだ球団がいるのですが、4万人が入る球場などなので、そもそものキャパシティが違います。今、野球が5年前に比べてだいぶ人気になってきたと言われていますが、実は伸びている球団は下の方ばかりなんです。(この続きは動画でご覧ください)