グロービスセミナー
HR Techの潮流、最新事例
およそ8兆円を誇る巨大市場である「HR市場」。優秀な人材の獲得競争をする社会の中で、採用の領域にテクノロジーを合わせるとどんなことが起きるのか。HR×テクノロジーで「HRTech」の最新事例についてご紹介します。(肩書きは2016年8月17日登壇当時のもの)
<動画冒頭をテキストでご紹介>
渡邉氏: 簡単に私の自己紹介をさせてください。三井住友銀行に2004年に入行しまして、まずRMをやりました。その後、グループのプライベート・エクイティ・ファームがあったので自ら志願して出向させていただき、6年半、今と同じ商売ですがVC投資をやりました。その後、IBD、日興証券の投資銀行部を経て、ちょうど1年前よりこちらにジョインをしています。
早速ですが、HRマーケットの状況についてのご説明に移ります。
HR市場の概況についてです。どう定義するかにもよるのですが、リクルートワークス研究所によると、8兆円というすごく大きなマーケットが日本国内にHR市場としてある状況です。
8兆円と聞いてもピンとこないかもしれませんが、コンビニ市場が10兆円、農業や介護の市場が8兆円と言われているので、それに匹敵する大きなマーケットがあるということです。
ご存じのとおり、HR市場は非常に活況です。有効求人倍率を視ると1.28倍と、1991年以来の高水準を記録しています。それに伴い、HR大手各社の業績も非常に好調になっています。
こちら(スライド)がリクルートの人材メディア事業の業績で、2015年3月と2016年3月の比較になっています。リクルートは最近、M&Aを積極的にやっています。特に海外で積極的で、海外人材募集のところが急激に伸びていますが、M&Aの影響もかなりあります。(この続きは動画でご覧ください)