グロービス特別セミナー
【グロービス経営大学院×NewsPicks】イノベーションを起こせるリーダーになるためには
AIやIoTの台頭、市場環境の変化など激しく外的環境が変わる時代。そんな時代に求められる「イノベーション」を起こすために必要な「リーダーシップ」について、青山社中 筆頭代表である朝比奈一郎氏が語ります。また「リーダーシップ」を実際に発揮し、社会に変革をもたらしたビジネスパーソンが、どのようにイノベーションを起こしたか、実体験を語る(肩書きは2016年6月8日登壇当時のもの)。
<動画冒頭をテキストでご紹介>
朝比奈氏: 今日はこんなにたくさんの方に来ていただき、本当にありがとうございます。グロービス関係の方は、どれくらいいらっしゃいますか・・・NewsPicks経由でいらっしゃった方は・・・ちょうど半々くらいですね。
光栄であるとともに、やや緊張しているのですが、今から30分間、ふだんは1時間くらいで話している内容を巻きでお話して行きますのでよろしくお願いします。
大きくは3つのアウトライン(1.自己紹介を兼ねての体験的リーダーシップ論/2.私の考えるリーダー像/3.イノベーションに必要な構想力とは?)があります。青山社中や私のことをご存じない方が多いと思いますので、まず、自己紹介を兼ねて、体験的にどういう風に私がリーダーシップ論を意識してきたのか、今日のテーマ「イノベーションを起こすために必要なリーダーシップ」を踏まえてお話していきたいと思います。
リーダーシップ論を勉強されている方は、サーバント・リーダーや、コレクティブ・リーダーなど、色々な概念が出てくるかと思いますが、私は一番原点であるところの「始めて、動いて行く力」を結論として重視しています。今日はイノベーションというキーワードもありますので、私なりに導入的に考えているイノベーションに必要な「構想力」について思うところを述べさせていただきます。
まず、体験的なリーダーシップ論についてですが、私は青山社中という会社でヘッドをしております。具体的には政策を作って日本を変えて行こうとか、あるいは人材育成をして日本を変えて行こうとか、地域活性化を通じて行動しようなど、できることを色々やりながら日本や社会を元気にして行きたいと思っています。
リーダーシップ論について語っていますが、私の一番の専門は行政学で、公務員制度改革の際などでも表に出させていただきましたし、中央大学で客員教授として行政学を教えています。
そんな偉そうな話で始まったのですが、正直なところ、私は本当は、およそ「リーダー」というタイプではないんです。(この続きは動画でご覧ください)