キャンペーン終了まで

割引情報をチェック!

iPS細胞確立から10年~再生医療の現在

投稿日:2016/07/29更新日:2019/04/09

G1ベンチャー2016
第4部分科会<D>「iPS細胞の実用化に向けて ~再生医療というフロンティア~」

2006年のiPS細胞確立から10年。再生医療の実用化に向けた臨床研究が進み、企業参入が相次いでいる。再生医療新法によって、実用化に向けたスピードが圧倒的に早まった。再生医療という領域にどのようなフロンティアが広がっているのか。再生医療のキーパーソンたちが議論する。(肩書きは2016年4月28日登壇当時のもの)。

<動画冒頭をテキストでご紹介>

窪田氏: まず岡野先生にお伺いしたいんですけれども、日本のiPSステムセルの置かれている世界での競争優位性、およびその再生医療に対してどのような可能性があるかっていうことを専門家の第一人者の立場からお話いただければと思います。

岡野氏: 岡野です。ご存じのとおりですね、2006年に山中先生たちがiPS細胞技術を開発されて今年が10周年と言われております。日本の優位性に関してはですね、やはり細胞治療、いわゆる細胞移植治療におきましては日本は、今日ですね登壇されてます高橋正代先生らによって加齢黄班変性症が最初の例として日本で起きました。一方はパーキンソン病あるいは脊髄損傷、あるいは心疾患、あるいはですね角膜血小板など、どれもファーストヒューマン、世界で最初の再生医療がおそらく日本の医療機関で行われようとしてますんで、再生医療に関しましては世界ではトップを走っていると言ってよろしいかと思っています。一方それと関連してですけど、日本の再生医療に関する法制度というものもかなり変わってきました。2013年にですね、再生医療に関する安全確保法律、そして薬事法が改正されまして、再生医療製品というカテゴリができまして薬機法という形でスタートいたしました。(この続きは動画でご覧ください)

  • 岡野 栄之

    慶應義塾大学医学部 医学部長

  • 鍵本 忠尚

    株式会社ヘリオス 代表取締役社長 兼 CEO

  • 髙橋 政代

    株式会社ビジョンケア 代表取締役社長

    1986年、京都大学医学部卒業。1992年、京都大学大学院医学研究科博士課程(視覚病態学)修了。京都大学医学部助手を経て1995年にソーク研究所研究員となりここで網膜治療に幹細胞使用の可能性を見出す。2001年、京都大学医学部附属病院探索医療センター開発部助教授。2006年、理化学研究所 発生・再生科学総合研究センター 網膜再生医療研究チーム チームリーダー。2012年より網膜再生医療研究開発プロジェクト プロジェクトリーダー。プロジェクトチームは、先端医療振興財団先端医療センター病院の栗本康夫眼科統括部長らとともに、2013年8月より滲出型加齢黄斑変性に対する自家iPS細胞由来網膜色素上皮シート移植に関する臨床研究を開始し、2014年9月には第一症例目の移植を行った。また、2017年3月には他家iPS細胞由来網膜色素上皮細胞懸濁液による移植を行った。2019年8月より株式会社ビジョンケア代表取締役社長。専門は網膜変性疾患・黄斑部疾患と再生医療研究。目標は基礎と臨床の研究を積み重ね、両者を踏まえた網膜再生研究をすること。
  • 馬場 稔正

    MRT株式会社 代表取締役社長

モデレーター

  • 窪田 良

    慶應義塾大学医学部 客員教授/窪田製薬ホールディングス株式会社 代表執行役会長、社長 兼 最高経営責任者

    1966年10月18日生まれ。兵庫県出身。慶應義塾大学医学部を卒業後、同大学大学院に進み眼科学研究において博士号を取得。その研究過程で緑内障原因遺伝子であるミオシリンを発見、「須田賞」を受賞。眼科専門医として緑内障や白内障などの手術の執刀経験を持つ。慶應病院や虎の門病院などの勤務を経て2000年より米国ワシントン大学に眼科シニアフェローおよび助教授として勤務。独自の細胞培養技術を発見し、「世界から失明を撲滅する」ことを目標に掲げ2002年4月にシアトルの自宅地下室でアキュセラ・インクを設立した。 アキュセラ・インク(コード番号:4589 東証マザーズ)は、2010年1月にドライ型(萎縮型)加齢黄斑変性における世界で初めての経口治療薬「エミクススタト塩酸塩」の臨床第2相試験を開始。同年3月、本剤は米国食品衛生局により有望な医薬品として優先開発品目の認定を受けた。2013年2月、地図状萎縮を伴うドライ型加齢黄班変性の患者を対象に臨床第2相後期/第3相試験を開始。他、糖尿病性網膜症、未熟児網膜症、スターガート病、緑内障など様々な網膜疾患に対する治療薬の開発に取り組む。2014年2月に東証マザーズに上場。 2011年、『日経ビジネス』誌が選ぶ「次代を創る100人」にて、日本の次世代にもっとも影響力のある1人として選出された。2012年5月には『AERA』誌の「現代の肖像」で取り上げられる。2013年には、ウォールストリートジャーナルが「世界を変える日本人」と紹介。TBS『夢の扉+』、BSジャパン 『日経プラス10』、BSフジ『LIVE プライムニュース』などのテレビ番組に出演 。著書に『極めるひとほどあきっぽい』(日経BP社刊)がある。 米国眼科学会(AAO)、視覚眼科研究協会(ARVO)、日本眼科学会、慶應医学会の会員。 ワシントン州日米協会理事。Japan Institute of Global Health (JIGH)のアドバイザー。G1 ベンチャーのアドバイザリー・ボード。

サブスクリプション

学ぶ習慣が、
あなたを強くする

スキマ時間を使った動画学習で、効率的に仕事スキルをアップデート。

17,800本以上の
ビジネス動画が見放題

7日間の無料体験へ もっと詳細を見る

※ 期間内に自動更新を停止いただければ
料金は一切かかりません

利用者の97%以上から
好評価をいただきました

スマホを眺める5分
学びの時間に。

まずは7日間無料
体験してみよう!!

7日間の無料体験へ もっと詳細を見る

※ 期間内に自動更新を停止いただければ
料金は一切かかりません

新着動画

10分以内の動画コース

再生回数の多い動画コース

コメントの多い動画コース