現在は、シリコンバレーとフィリピン・セブ島で教育事業を経営、グローバルに活動する松井博氏。元はアップルジャパンからアメリカのアップルへ移籍し、シニアマネージャーとして故・スティーヴ・ジョブズの下でiPodやマッキントッシュの開発に携わっていた。成果を出すために革新的な環境・組織づくりを行うアップルで松井氏が学んだこと、現在のアメリカ、アジアを軸にした活動から「不確実な未来」の働き方、成果を出す人材に必要な要件について語った(肩書きは2015年10月19日登壇当時のもの)。
<動画冒頭をテキストでご紹介>
松井氏: 今日は遠方からおいでいただきましてありがとうございます。早速ですが、「“不確実な未来”の働き方」と題した講演をさせていただきます。
あまり僕がアップルで学んだことをしゃべる予定がなくて申し訳ないのですが、僕なりにアップルで働いて、それから辞めて起業してという中で、「未来ってどうなっていくんだろう」というのはずっと考えてきたことなので、今日はふんだんにしゃべりたいと思います。
まず自己紹介をした後に、今、僕らが生きている時代はどうなっているのかという現時点をキャプチャ―して、これからどういう方向にテクノロジーが行くのかを考えてみたいと思います。それから日本の今の立ち位置、このあたりを踏まえた上で、一体どういう風に未来を考えていけば良いのか、そういう時にどういう資質が要求されるのか、海外という選択肢について、という感じでやっていきます。
今、ご紹介いただいた通り、2002年までアップルジャパンで働いていました。その後に2009年までアップルでシニアマネージャーをやっていました。そして「なぜ?」とみんなに言われるのですが、その後、保育園経営を始めました。(この続きは動画でご覧ください)