グロービス経営大学院セミナー
「企業が取り組む地方創生-スマートライフイニシアティブが生み出す豊かなライフスタイルの実現-」
(2024年4月8日開催/グロービス経営大学院 東京校)
近年、持続可能な開発目標(SDGs)に基づいた様々な取り組みやESG経営、CSR活動に関心を寄せる企業が増えてきている。都心部へ人口が一極集中しているという状況や、急速なテレワークの普及による多様な働き方の広がりにより、企業の地方進出への取り組みが推進されている。 総合人材サービス企業のパソナグループは、2020年に東京の本部機能を淡路島に移し、2024年5月までに約1200人を異動させる計画を発表したことで注目を浴びた。同社は、少子高齢化や介護離職、待機児童などの課題を抜本的に変えていくには、一人ひとりがライフスタイルに合わせて働くことができる社会を実現するためのアクション(スマートライフイニシアティブ)が必要であると考え、2008年より淡路島での地方創生事業を開始。農業や観光によって、雇用や経済を活性化させる取り組みを行い、島内にはレストランや体験施設が開設されるなど、地域を盛り上げるため精力的に活動している。
本セミナーでは、パソナグループ 常務執行役員として淡路島の事業を管轄される松村卓司氏をお招きし、淡路島をはじめとして取り組まれている地方創生事業についてお伺いする。企業の取り組みが地域に与える影響はどのようなものか、働く人の意識・行動が大きく変化する時代に、企業が向き合うべきことは何か。地域に人々が集まる仕掛けを次々に創ってきた同社の事例から学ぶ。(肩書等は、開催時点のもの)