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【速報】G1@Clubhouse㉜「コロナ禍に舞台芸術・音楽ライブは新境地を切り開けるか?」丹羽多聞アンドリウ×カリスマカンタロー×中川悠介×小佐野保×堀義人

投稿日:2021/03/02更新日:2021/03/26

 
昨日、3月1日22:00 ~23:00に行われたG1@Clubhouse㉜の内容のポイントをご紹介します。

テーマと出演者

テーマ:「コロナ禍に舞台芸術・音楽ライブは新境地を切り開けるか?」。

出演者:丹羽多聞アンドリウ(プロデューサー)、カリスマ カンタロー(アノマリー代表取締役)、中川悠介(アソビシステム代表取締役)、小佐野保(ギークピクチュアズ代表取締役)、堀義人

発言のポイント

※上記出演者のご了解を得たうえで、記録、公開しています。

1)コロナ禍の舞台芸術やライブ音楽への影響

【演劇】
リアルの劇場では、昨年2〜6月の間は休止し、6月以降は観客を1/2にすることで開演を続けている。しかし演劇の場合、損益分岐点が60〜80%(歌舞伎だと90%)のため、観客が1/2だと、利益が出しづらい状況。休止や廃業した劇場も出てきており、体力のない小劇団などは今後2〜3年は興行を打てなくなる可能性も。また、チケットを購入しても実際にお客さんが来場しないケースも増えてきている。役者もフリーランスが多いので苦しい状況。

【音楽・ライブ】
ここ1年、ライブやクラブイベントは開催できず、音楽イベント会社などは収入が途絶えて経営が厳しい状況になってきている。また、アイドルイベントなども軒並み開催できない状況(地下アイドルのような500人以下のライブだと開催しているケースもある)

【ダンス】
ダンスイベントなどは、アンダーグランドにいけばいくほど多く開催されているが、スポンサーが付くような大規模なダンスイベントは、リスクヘッジの観点から中止や延期になっているケースが多い。開催しようとしてもキッズダンサーなどの親御さんから心配の声などが上がるケースもある。

【映像】
去年3月時点では、新型コロナに対する知見が乏しかったこともあり、映像の制作現場がストップしたケースなどが多かった。しかし、この1年間で、新型コロナに対する予防策が分かってきたことで、現場も動き出している。

2)DXによって見えてきた新たな可能性

【演劇】
コロナ禍で増えてきたのが、テクノロジーと融合させた「オンライン演劇」。例えば、背景をクロマキーにして映像を投影することで、場面場面で背景を変えていくなど新しい試みが取り入れられ始めた。今後は、こうしたオンラインとリアルの「ハイブリッド型」が主流になる可能性が高く、新しい演出方法やテクノロジーとの融合がますます必要になってくる。また、収益の形も、リアル、配信、アーカイブと全方向で考える必要がある。

【音楽・ライブ】
コロナ禍で音楽ファンは「オンライン疲れ」になってきている傾向がある。また、オンラインに慣れてしまった事で、映像に対する目が肥えてしまい、通常の配信映像だと満足しない傾向もある。そのため配信者側は、今後ますます配信映像のクオリティを上げていく必要がある。また、アイドル市場でもオンライン化は進んでいるが、新人アーティストのような固定ファンが少ない人だとオンラインはそもそも厳しい現状がある。そのような背景から、オンラインのみで活躍するライバーと呼ばれるアイドルが最近増えてきており、年収2,000万円を超える人気ライバーも登場し始めている。

【ダンス】
ダンスのレッスンも「リアル」から「オンライン」に切り替わっている現状がある。そのため、ダンス講師の人気のバロメータが、SNSなどのフォロワー数になってきている。また、今年1月から世界初のプロダンスリーグ「D.LEAGUE」が開幕した。ダンス市場はこれまCtoCのみの世界だったが、今後はBtoBtoCの形にしてマネタイズを目指していく。開幕戦はあらゆる種類のプラットフォームで配信し、大きな反響があった。今後は、スポーツ、アート、カルチャー、エンターテイメントを掛け合わせた新しい形にしていく必要がある。

3) 舞台芸術やライブ音楽の未来はどう進化するのか?

【演劇】
演劇は紀元前からあるが、時代時代で常に最新技術を取り入れてきた。コロナ禍ではハイブリッド化がますます加速し、5Gなど新しいテクノロジーと融合して面白くなっていく。

【音楽・ライブ】
新型コロナによって、今までチャレンジできなかった(チャレンジに躊躇していた)ことに対して、積極的にチャレンジできる姿勢や環境になってきた。また、オンライン化によって、海外アーティストと一緒に曲を作ったり、ボーダレスな環境になったことで日本のコンテンツを海外に持っていくチャンスが増えた。このタイミングで、今までと全く違う価値観で、新たなものを作り出していきたい。

【ダンス】
オンラインだと、どうしても観客の感情を揺さぶることが難しく、熱狂も伝染しづらい。今後は、その熱狂を伝えるデバイスの開発が鍵になる。

【映像】
今後の課題は、バーチャルの世界をリアルの世界だと誤解させるくらいまで質を高めること。本物と見間違えるくらい質を高めた後に、リアルとバーチャルの融合を目指したい。

4)総括

コロナをきっかけに、テクノロジーとの融合が加速すると、スタートアップ投資の対象に「パフォーマンス(演劇・音楽・映像)」の分野が入ってくる可能性が今後ますます高まる。そこで鍵になるのは、いかに「新しいこと」を取り入れてやっていくか。そこを組み合わせた企業・人が、業界の中で下克上を起こし、新しい時代を切り開ける。

 

ディスカッションに参加してくださった皆様

今後の予定

G1@Clubhouse㉟「立川志の春師匠との対話:イェール・物産から真打になるまで」落語家 立川志の春×堀義人

G1@Clubhouse㊱「仮想通貨で今何が起こっているのか?」ビットフライヤー 加納裕三 × マネックスグループ 大塚雄介 × So & Sato Law Office 斎藤創 × gumi 国光宏尚 × 堀義人

G1@Clubhouse㊲「みんなの海を守ろう!海洋環境&水産政策のあるべき姿を議論しよう!」三重県知事 鈴木英敬 × シーフードレガシー 花岡和佳男 × セイラーズフォーザシー 井植美奈子 × 臼福本店 臼井壯太朗 × 堀義人

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