グロービス経営大学院セミナー
「内なる学習者の視点~為末大の熟達プロセス~」
(2023年8月10日開催/Zoomオンライン)
元陸上選手であり、そのあくなき探求心から「走る哲学者」として知られる為末大氏。自身の競技人生を通じて、技術の習得だけでなく、内面で何が起こっているのか、成長を阻害する要因、それらを乗り越える方法について日々追求してきた為末氏が、半生をかけてたどり着いた「いかに学ぶべきか」の方法論について解説します。人間がどのように学び、成熟し、卓越した技術を身につけるのか、成長するためにはどのような段階を経るのかについて語ります。(肩書きは2023年8月10日登壇当時のもの)
00:38 為末氏の著書『熟達論』~人間の学びの段階は、5つに分かれている。
-世の中の動きを熟達論的に見ると、どういうことなのかを話したい。
01:32 大谷翔平選手の活躍から、野球を熟達論で考える
05:56 熟達論の最初の段階「遊」について
11:36 熟達論の2番目の段階「型」について
14:54 熟達論の3番目の段階「観」について
18:50 熟達論の4番目の段階「心」について
24:20 熟達論の5番目の段階「空」について
29:05 「空」が終わり、「遊」に帰ること
31:25 田久保副学長との対談
31:56 為末氏が話す「勘」について
34:56 ゾーンやフローには、意識的に入れるものなのか
38:55 熟達のプロセスを何回転もすると人生は豊かになるのか
41:35 「遊」から始めることの難しさ
45:30 為末氏が選ぶ、すごい熟達者No.1とは
48:55 シングルタスクの熟達ではなく、複合的な熟達とは?
52:17 頭で考え始めるとブレーキが強くなって物事がうまくなってしまう。うまい調整は?
54:11 為末氏の現役時代、どうやったら勝てるのかというマインドと自分を納得させるマインド、どちらの比率が高かったか。
57:34 為末氏のアナロジー的な思考はどうやって鍛えたのか。
01:00:47 5段階の熟達度合いと、為末氏が良く語る「母性愛」と「父性愛」は関連性があるのか。
01:03:04 思考を重ねて結果を出すタイプと、考えずに結果を出すタイプ、どちらの方が生き残りやすいのか。