G1 新世代リーダー・サミット 2023
第 1 部全体会「G1U-40 世代が引き起こす、マルチステークホルダーによるブレークスルー」
(2023 年7月8日/ユナイテッド・ワールド・カレッジ ISAK ジャパン)
現代の多くの社会課題は複雑性と相互依存性を有し、その解決の為には、マルチステークホルダーの協働により、多角的な視点や専門知識を結集し、総合的かつ包括的なアプローチが必要である。G1 コミュニティの活用をはじめ、マルチステークホルダーとの連携で国・地域のあらゆる課題を突破してきた若手リーダー達をお迎えし、U-40 世代のリーダーシップを引き出し、ブレークスルーを実現するためのベストプラクティスや具体的な行動について議論する。(肩書きは 2023 年 7 月 8 日登壇当時のもの)
00:33 自身のブレークスルー経験(小林氏)
-2年前のワクチン接種事業について。地方との調整、日本医師会との調整。反対している人、反対しそうな人と最初に会いに行く。正面から向き合うことが大事。
05:58 今最も燃えている徳島市長のブレークスルー(内藤氏)
-阿波踊りについて。これまで外とのつながりがあまりなかった。20万円のプレミアム桟敷、インフルエンサーの起用をした。阿波踊りで外と関わるための基礎作り。
10:45 最年少市長のブレークスルー(髙島氏)
-選挙について。山の方、海浜の方で抱えている課題も違う。成大によっても違ったりするので、1人1人の意見を聞き続けた。
14:31 党内のステークホルダーにおいて、なかなか乗り越えられない壁(小林氏)
-政治家はステークホルダーの範囲が広い。どうやったら扉を開けられるかの1ステップ目はアジェンダセット。2つ目が実装可能な解決策。3つ目で意思決定を促す。プレイヤーに対して、こんなメリットがあると話をすることを意識している。
21:48 四條畷市長はなぜ揉めずに改革できるのか(東氏)
-この人たちは味方、この人たちは敵ということを絶対にやらずに、1個1個議論して、全会一致で通していただいている。全員でやっているから荒立たないのではないか。
-それぞれのモチベーションの源泉を把握して、1人1人にカスタマイズして話すことを怠らないことが重要。
24:13 選挙の構図の中で一番悪条件の中で、難しかったこと、乗り越え方(髙島氏)
-この人何できるのか、若くて何が出来るのかをどう乗り越えるかに尽きる。そもそも市長選に関心がない人が多い。その人たちにどう届けるかを考えた。初めて投票に行ったという声をたくさんになった。「このままじゃ芦屋は普通になる」と演説した。プロセスを開示したいと思っている。
29:25 どのようにしてインフルエンサーを呼ぶに至ったのか。壁の突破の仕方(内藤氏)
-自分が面白いことをやりたいことを発信しているだけで、燃えている感覚はない。阿波踊りの楽しみ方を知らない人が多かった。インフルエンサーに阿波踊りの楽しみ方を発信してもらう。参加型の祭りは阿波踊りしかない。D&Iの集大成のような場所。過去からのしがらみを適正化しなければならない。
35:56 今後良くしていきたいこと、取り組んでいきたいこと
-(内藤氏)自分のことを知らないまま、イメージだけで「あいつはこうだ」と言われている。きちんと話をして、新しいことを実はやっていたことを知ってもらって、次の新しい一歩を踏み出したい。
-(髙島氏)公立の教育を変えたい。40年後先にも責任を持つことを考えると、教育を変えないといけない。1人1人の個性や特性に合った学び方を選べるような公教育を実現したい。18歳未満をどう巻き込むかをやりたい。
-(小林氏)自治体をプラットフォーマーとして捉えると出来ることがある。改革の時の桁を1個2個上げていきたい。今年は1万個規制改革する。今年、来年見てもらえれば、この国は変わる、変えられると思ってもらえる。
46:04 質疑応答①
-時間が足りないときの、実効性のある寝技について。
-移民政策の受け入れについてどのように思っているのか。
-どうすれば世論形勢を意識的に出来るか。
-長期的に重要なアジェンダを、短期的に重要なアジェンダに流されないためにはどうすればいいか。
-プロセスの開示の意義、リスク、それをどう乗り越えるか。
54:56 質疑応答②
-ローカルとして情報をスケールさせるためのメディア戦略とは。
-公立学校の整備を進めるにあたり、教育委員会とどのように関わっているのか。
-首長が孤独な中で、どのように腹心の部下や側近を作るのか。
-リーダーとしての決断の仕方。決め方とは。
-どうやって若い政治家を増やしていくのか。
-国民や市民をどのように信じるのか。心の葛藤は。