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どうなる!?今後の金融業界~日本のフィンテック企業が世界に貢献するために~小澤隆生×稲垣精二×越智隆雄×慎泰俊×辻庸介

投稿日:2023/05/03更新日:2023/12/13

G1サミット2023
第3部分科会T「フィンテックの最新潮流~これからうまれる新たなサービスとは~」
(2023年3月18日開催/北海道ルスツリゾート)

決済システムの効率化や後払いサービスなどで市場を開拓してきたフィンテックスタートアップ。世界的な金融環境の変化によって、新たな死角はうまれているのか。これからはマクロ環境の変化に合わせたサービスの充実が成長を持続できるか否かの分岐点になり得る。専門家の議論からフィンテック産業のトレンドを探る。(肩書きは2023年3月18日登壇当時のもの)

  • 00:50 5年前、PayPayのパネルをやったときから振り返って
    -(小澤氏)当時、モバイルペイメントは来ないと言われていた。今後このインフラをどう使うのかが重要なテーマ。
  • 02:24 インシュアテックの最近の動向
    -(稲垣氏)1年前、コロナ保険がとても売れた。それ以外のデジタル販売がほぼ空振りの状況。アメリカも成長できていない。イギリス・ユーライフはウェルビーイング押しでゲーミフィケーション。社員には健康のためとは伝えていない。
  • 07:11 インドでの取り組み、サービス
    -(慎氏)顧客は200万世帯、売上200億円くらいのマイクロファイナンスに取り組んでいる。金融機関にアクセスできない、識字率が低い人向けのサービス。
  • 10:10 政府側から見て、現状注目している分野
    -(越智氏)決済における法整備は整ってきた。ことら送金、NISAの法改正などが整い、社会実装段階に入ってきた。
  • 13:23 フィンテック企業を代表して、現状の困りごと
    -(小澤氏)金融庁とのやりとりで、こんなに色々急いでやる必要あるかと言われているが、強烈な危機感がある。折角整備してもらったので、斬新な安全な事をやりたい。
  • 16:00 インドのフィンテックの現状
    -(慎氏)インドのユニコーン企業は100社あり、2割がフィンテック。インドが行った取り組みは、アダハーカード(生体認証決裁ができるID)、API連携、紙がいらない、UPIという世界一先進的な決裁インフラ。B2B、B2C双方、融資も一瞬で出来る。
  • 20:43 第一生命は、利益の30%が海外
    -(稲垣氏)保険も金融も同様で、国によって規制が違う。ローカルガバナンスを強くすることが大事。保険は撤退が難しいので、カントリーリスクを見ながら進出している。M&Aも含めて取り組んでいる。アメリカは撤退する会社が多いので、ビジネスチャンスはある。
  • 23:54 グローバルマネジメントをする上での苦労
    -(稲垣氏)ローカルのCEOにも自社の理念を理解してもらうため、コミュニケーションを密にする。ローカルの邪魔をしない。
  • 24:41 金融事業においてグローバルで戦う上で、日本の強みが生きるところ
    -(稲垣氏)現地にベストプラクティスしてもらうための働きかけ、サポートする。日本ではフリーキャッシュフローが生まれるので、資本でサポートする。独裁主義なマネジメントをしないのが日本の強み。
    -(慎氏)資金、信頼、敵がいないこと。日本だと現地に信頼されているので、買収しやすい。カントリーリスクが低いこともありがたい。
  • 28:34 シリコンバレーバンクの破綻など、グローバルの金融で思う事
    -(越智氏)シリコンバレーバンクのようなBSを持った銀行は日本では存在しえない。スタートアップの利益を預金として受け入れていた。預金保険つきが15%しかなかった。
  • 31:54 金利上がることによる信用不安、国が借金している状況
    -(越智氏)これから物価が上がり、金利が上がるので、これから出口を考えないといけない。日銀植田新総裁の動向を見ていく。
  • 34:07 PayPay、金融インフラからサービスを載せる上でやること
    -(小澤氏)ChatGPT。AIによる金融サービス。
  • 39:01 回答:インドで差別化、競争優位性をどう作っていくのか -
    (慎氏)AIはもう少しすると、スプレッドシート感覚で使えるようになる。その中で子供に教えるべきは体力、愛嬌、好奇心と思っている。これが現場でも差別化になる。営業力とかは消えない。F2Fのインターフェイスはなくならない。
  • 41:00 アプリケーションで差別化がなくなるのに、なぜインドでユニコーンが生まれているのか
    -(慎氏)最後の1社が残るはず。それにベットする戦いになる。
  • 41:50 回答:資金が国外を超えることについて
    -(越智氏)重大な関心を持っている。インバウンドが3000万人入ってくる中で、彼らが普段使っているペイメントがあるかどうか。
    -(小澤氏)PayPayはアリペイと互換性を持っている。VISAやmasterのように一部なっているし、今後もなろうとしている。
  • 43:31 回答:規制のタイミングとコミュニティの自律化
    -(小澤氏)健全な発展というのは誇っていいこと。国に感謝している 。
    -(稲垣氏)生命保険では、健全性のチェックは必要。
  • 47:25 回答:日本で金融包摂が貧困と結びつかない理由
    -(慎氏)日本では普通に頑張ればお金を稼げる手段がなくなってきているのが根本的な問題。
  • 48:04 回答:三井住友銀行のOliveのリリースで競争環境はどう変わる?レンディングマーケットはなぜできないか?
    -(小澤氏)Yahooにあって競合にないものは、チャットツールやeコマースを自分たちで持っている点。持ってるデータが多ければ多いほど提案ができるのがアドバンテージ。
    -(辻氏)レンディングマーケットは、日本は金利がなくて経済合理性がないので現状難しい。
  • 49:48 辻氏のラップアップ
  • 小澤 隆生

    BoostCapital株式会社 代表取締役

    1995年、CSK(現SCSK)入社後、1999年にビズシークを設立し、2001年に楽天に売却。
    2003年のビズシークの吸収合併により楽天に入社。オークション担当役員に就任。
    2005年に楽天野球団取締役事業本部長。
    2006年に退社後は個人としてスタートアップベンチャーへの投資やコンサルティングを展開。
    2009年から2012年までは楽天顧問。
    2011年に設立したクロコスをヤフー(現LINEヤフー株式会社)に売却し2012年にヤフーへ入社。
    2013年よりヤフー執行役員としてヤフーショッピングを担当、2018年4月より常務執行役員コマースカンパニー長に就任し、
    eコマース、トラベル事業、金融事業を管轄。
    2019年6月にヤフー取締役専務執行役員COOに就任し、コマースとメディアの全事業を管掌し、
    2022年4月にヤフー取締役 代表取締役 社長執行役員CEOに就任。
    2023年10月LINEヤフー株式会社 顧問就任。
    2024年1月、ベンチャーキャピタル運営BoostCapital株式会社を設立し、代表取締役に就任。

  • 稲垣 精二

    第一生命ホールディングス株式会社 代表取締役社長

    慶應義塾大学経済学部卒業、ハーバード大学経営大学院修士課程終了(MBA)。1986年第一生命相互会社入社。2012年執行役員就任、2015年常務執行役員就任。2017年4月、第一生命ホールディングスならびに第一生命保険の代表取締役社長に就任。
  • 越智 隆雄

    衆議院議員

    1964年東京・世田谷生まれ。慶應義塾幼稚舎・普通部・高校を経て慶應義塾大学経済学部卒業。中高は剣道少年、大学は国際経済協力に関心を持ち東南アジアを中心に諸外国を訪問。1986年より13年間住友銀行に勤務、主に証券等新規業務立上げに従事。その間フランスESSEC大学院大学(経営学)修了、NY勤務等海外経験も積む。1999年祖父・福田赳夫の志に近づくべく政治の世界へ。国会議員秘書、国務大臣秘書官を経験した後、2002年より歴史観・国家観を定めるべく東京大学大学院法学政治学研究科(日本政治外交史)で北岡伸一・田中明彦両教授に師事。2005年修士課程修了、2012年博士課程中退。著書に『Looking for Leadership』(2015年、JCIE、共著)。2005年衆議院初当選(東京6区・世田谷)、現在5期目。内閣府副大臣(経済財政政策・金融担当)、行政改革推進本部事務局長、財務金融部会長、法務部会長、衆議院財務金融委員長等歴任。2011年議員活動の傍ら一般社団法人日本の未来研究所設立、人口減少高齢化を直視した上で2050年の国家像を構想するとともに、小学生から企業人までを対象に勉強会・講演活動等を通じて政治リテラシー向上のための活動を徹底的に展開。
  • 慎 泰俊

    五常・アンド・カンパニー株式会社 代表執行役

    民間セクターの世界銀行をつくることをめざして、五常・アンド・カンパニーを2014年に創業。22年現在、途上国5ヶ国で200万世帯に金融サービスを提供している。 2007年に認定NPO法人Living in Peaceを設立し、マイクロファイナンスと社会的養育に従事(2017年に理事長退任)。2021年には日本児童相談業務評価機関を共同設立。 本州縦断1648kmウルトラマラソン完走。囲碁六段。ヤング・グローバル・リーダー2018。朝鮮大学校と早稲田大学大学院卒。モルガン・スタンレーとユニゾン・キャピタルを経て現職。

モデレーター

  • 辻 庸介

    株式会社マネーフォワード 代表取締役社長 グループCEO

    1976年大阪府生まれ。2001年に京都大学農学部を卒業後、ソニー株式会社に入社。2004年にマネックス証券株式会社に参画。2011年ペンシルバニア大学ウォートン校MBA修了。
    2012年に株式会社マネーフォワードを設立し、2017年に東京証券取引所マザーズ市場、2021年にプライム市場上場。
    『マネーフォワード ME』の利用者数(アプリのダウンロード数およびWEB登録者数の累計)は約1660万、バックオフィスSaaS『マネーフォワード クラウド』は、37万以上の事業者にサービスを提供。
    SaaS×Fintechの領域で個人の家計・資産管理や資産形成、法人の経理財務・人事労務・法務の課題解決に取り組む。2018年2月 「第4回日本ベンチャー大賞」にて審査委員会特別賞受賞。
    経済同友会 副代表幹事 スタートアップ推進総合委員会 委員長、シリコンバレー・ジャパン・プラットフォーム エグゼクティブ・コミッティー。新経済連盟 幹事。

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