G1サミット2017
第9部分科会D「日本の防衛政策 ~東シナ海、北朝鮮の脅威にどう対抗すべきか~」
(2017年3月20日開催/北海道ルスツリゾート)
北朝鮮による日本海への弾道ミサイル発射が相次ぎ、中国は東シナ海・南シナ海での活動を活発化させ、アジア太平洋地域の安全保障は喫緊の課題となっている。米国の孤立主義が明確になり、在日米軍の再編が進み、日米同盟もまた新たな局面を迎えようとしている。到来するGゼロ時代において、日本がとるべき防衛政策を議論する。(肩書きは2017年3月20日登壇当時のもの)
<動画冒頭をテキストでご紹介>
神保氏: 多くの方に集まっていただきありがとうございます。このように関心が高いのも、まさに日本を取り巻く安全保障情勢に緊張が増しているということと、本日の魅力的なパネリストのおかげではないかと思っています。
この一年くらい、情勢が緊迫化した一つの原因は、北朝鮮の核ミサイル開発が新しい段階に達しているからではないかと私自身は考えていて、そこから話を膨らませていきたいと思います。
2016年初頭に北朝鮮は二度の核実験をしました。その後、二十数回のミサイル実験をし、今年に入っても挑発行為を強めているということがあります。トランプ新政権になってから、まだ国防省も国務省もしっかりとしたスタッフが固まっていない状態ではあるものの、すでにマティス国防長官は韓国に訪問、日本にも来ました。最近ではティラソン国務長官もいろいろ協議を深めているのですが、その最大の焦点が北朝鮮問題であると・・・(この続きは動画でご覧ください)