G1サミット2017
第3部分科会A「人工知能で日本が世界の模範となるために、企業はどう動くべきなのか」
(2017年3月18日開催/北海道ルスツリゾート)
すべてのものがインターネットでつながり、蓄積されるビッグデータが指数関数的に増大する中、人工知能はもはや一過性のブームではなく、産業構造を根底から変革しようとしている。医療や金融、法曹をはじめ様々な領域で実用化が進み、自動車や飛行機といったハードウェアがネットワークにつながれ、データは21世紀の石油となりつつある。人工知能の進化がもたらす新たなパラダイムにおいて、企業経営はどのようにその形態を変えるのか。新たな産業の枠組と競争優位の構築を議論する。(肩書きは2017年3月18日登壇当時のもの)
<動画冒頭をテキストでご紹介>
木村氏: いよいよ分科会がスタートし、このAの部屋はテクノロジーのセッションなのですが、第一発目が一番包括的なテーマですね。「人工知能で日本が世界の模範となるために、企業はどう動くべきなのか」とかなり幅広いテーマですが、実は全体会の中でいくつか重要なキーワードが出てきたのかなと思っています。乱気流や偏西風の話、世耕大臣がおっしゃっていた「IT×ものづくり」など、キーワードもたくさんあると思いますので、そのあたりも踏まえながら議論を進めていきたいと思います。
日本の企業はこれまで失われた20年と言われ、負け続けてきたと言われていますが、もう一回、AIを活用して、長期的・持続的に世界に勝って出ることが重要なのではと思っています。それが世界の模範になるために重要なことだと思います。
そうはいっても、うまくいっている会社、うまくいっていない会社、たくさんあると思いますので、どうすれば日本企業が稼げるようになるのかも議論を進めたいと思います。
お一方ずつ、このあたりの動きからお聞きしたいと思います。まず、鈴木さん、最初に乱気流という言葉があって、アメリカの選挙の話がありました。あれでもだいぶテクノロジーが使われていましたが・・・(この続きは動画でご覧ください)