G1経営者会議2016
第5部分科会B「女性リーダーが変える日本の経営」
2015年8月、女性活躍推進法が成立。自社の女性活躍に関わる状況の把握と行動計画の策定が掲げられた。10年の時限立法であるこの法律。この10年間で、女性のさらなる活躍を推進し、女性リーダーを輩出できるかどうかが、日本経済の岐路となっている。女性リーダーの活躍を加速化し、競争優位につなげるために、企業経営者が取るべき打ち手を議論する。(肩書きは2016年11月3日登壇当時のもの)
<動画冒頭をテキストでご紹介>
程氏: 「女性リーダーが変える日本の経営」というテーマなのですが、パーっとこう見渡すと女性の数が4~5人ですかね。これが今の日本の状況かなと。G1ももう少し頑張らないと・・・堀さんどこかいないかな?
でも、今日はそういった意味で非常に重要なテーマです。かつ、今の日本の安倍政権で政策を行っていますし、日本も大きく変わろうとしていると実感しますが、特にこの女性活躍推進に関してはやっとかなと、動き始めたなという風に感じます。
私はアクセンチュアという会社に34年いますが、いつも日本法人は女性の活躍比率・人数・リーダーの数、ずっとボトム、一番下だったんです。それが最近、ドイツを超え、日本とドイツ・韓国が一番下だったのですが、やっと脱しました。
私の個人的経験のお話よりは、今日は素晴らしいゲストがお三方いらっしゃいますので、このテーマについて1時間弱、よろしくお願いします。
トップバッターは安倍政権の中で女性活躍推進法を作るきっかけのチームにいらっしゃった、内閣官房にいらっしゃったということで、山田さんからお願いします。まずは背景と、富士山を登る例えで言うと、今、日本は何合目まで来ているのか、女性活躍推進に関してそういった視点も入れてお話いただければと思います。
山田氏: 総務省で官房長をしております山田と申します。官房長官ではなくて官房長なので、今朝いらしたのは(菅)官房長官ですが、私はぐっと下におります。女性活躍推進ということで、今日は経営者会議なんですが、私がなぜここにいるかというと、2年程前まで、安倍総理の秘書官として官邸で2年弱仕事をしておりました。大げさに言うと、日本の内閣が始まってから、総理秘書官というのはずっと男性が務めていまして、はたと女だって良いじゃないかと思ったのでしょうが、女性を一人入れようという話になったのかどうか、私は背景は分からないのですが・・・(この続きは動画でご覧ください)