G1経営者会議2016
第4部分科会C「デジタル時代の企業コミュニケーション」
スマートフォン普及率が67%を超え、オフラインとオンラインという切り分けが意味をなさなくなろうとしている時代。あらゆる情報は、記録され、発信され、オープンになっていく。モバイルが前提となった今、企業のコミュニケーションはどのように進化していくのか。日本マクドナルドのマーケティング変革立役者の足立氏、自民党の「情報参謀」小口氏、LINE 田端氏に、Google 岩村氏が迫る。(肩書きは2016年11月3日登壇当時のもの)
<動画冒頭をテキストでご紹介>
岩村氏: 私たちのセッションのテーマが、「デジタル時代の企業コミュニケーション」と銘打っております。テクノロジーで今すごく大きく社会に変化が起こっています。その中で、必ずしもデジタルだけじゃなく、企業のコミュニケーションは果たしてどうあるべきなのか、日本の企業にとっての課題、そしてそれを機会に変えてくにはどうしたら良いのか。最初、パネリストの方々とお話していたのは、どれぐらい「デジタル時代」と「コミュニケーション」というキーワード2つをかけあわせてご興味もっていただけるかな、というところなんですけども、もうこれは必須であるということは前提で、今日はどうやったらこれを実際取り入れて、企業コミュニケーションを変えていくことができるのか。なるべく具体的なモノを持って帰っていただけるようにできると良いと思っていますのでよろしくお願いいたします。
最初に、たまたま良いデータが私のほうにあったのでご紹介したいと思います。私たちグーグルが、アジア太平洋地域の色々な企業の、Cクラス、CMOだったりCEOのエグゼクティブ層の方にアンケートを取った結果です。経営層におけるマーケティング領域デジタル活用意識、ということなんですね。左側のほうがアジア全体平均ということで、真ん中が日本平均、右側がそのギャップということになっております。ご覧頂いてわかるようにですね、色んな項目でとにかくギャップが大きい。そして日本の企業は比較的そこに対する意識が少ないのかなということなんですが、2つほどハイライトさせていただいております。(この続きは動画でご覧ください)